ネパール産 ヒマラヤ水晶

イン・ヤンというけれど





中国人?

クリスタル用語を見ていたら、「イン・ヤン」というのがありました。
カタカナで書くと、中国人の名前ですか? と聞きたくなりますが、漢字で書けば「陰陽」。
透明な部分と白く濁って見える部分にはっきり分かれた水晶を指す言葉のようです。
スモーキーとクリアに分かれた水晶に使われていた場合もあります。
イン・ヤン水晶は、陰と陽、男と女、静と動など二つの相容れない世界のバランスを象徴しているのだとか。……まあ、それはさておき、対照的な色合いではっきり分かれているものといえば、こんなのもありでしょう。

魅力の詰め合わせ

二つ写っていますが、実際はひとつの水晶を背景違いで写しています。
何がどう対照的なのかは一目瞭然。
二つ写しているのは、背景を黒くしないと全体的な照りと下部の透明感が写せず、背景が明るくないと上部がまっ黒に写ってしまうからです。

上部のまっ黒の正体はクローライト。ほぼぎっしり内包されていますが、表面はピカピカです。
大して下部は、アーカンソー産もかくやという透明感。細い銀ルチル角閃石も少し入っています。
いったい、どうやってこんなにきっぱり色分けされてしまったのでしょう。
あまりのきっぱりさ加減は、不思議を通り越して爽快ですらあります。
ヒマラヤの清冽さと奥深さをスッキリひとつにまとめた………そんな感じでしょうか。

(2005年7月3日、ブログ掲載)
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