ときにはポリッシュも 私は原石派ですが、インクルージョンが主役の石に限っては、ポリッシュもいいかも、と思っています。 つまり今回の石はポリッシュ。 細身のポイントの中に多重のファントムがはいったポリッシュは、比較的よく見かけますが、どれも幻想的で惹かれます。 ファントムといっても、ふんわりと山の形が入っているもの、比較的粗い粒子でファントムが形成されているもの、半分だけがはっきり見えているものなどいろいろあります。 私は、比較的細かい粒子のファントムで、かつての錐面の形がわかるタイプが好きです。 ざくざく刺さってる!? 写真の石もこのタイプで、慎重に数えると11層のファントムが確認できます。 (10層以上のファントム入りを「龍脈水晶」とも言うそうです) しかし、ファントムの数以外にも、この石で目を惹いたところがあります。 写真では、背後がごちゃごちゃしていてファントムが見えにくいと思います。 結晶の一部が母岩に接していたり、ガーデン状になっていると、このようにゴツゴツ見えますが、この石はちょっと違います。 何か別の結晶がざくざく刺さっているのです。 正確には、刺さっているところもあり、抜けたあともあり、ですね。 右側に刺さっているところをアップにしたのですが、おわかりいただけるでしょうか。 この石は、刺さった結晶ごと磨いているので、その結晶の断面を見ることができます。 断面はほぼ6角形。別の水晶かとも思いましたが、刺さっている先端の角度が水晶とは違うので、カルサイトか、長石か……いったい何なのでしょう。 ざくざく刺さっている状態がちょっと面白い表情を作り出しています (2005年7月8日、ブログ掲載) |
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