ネーミングはイメージから? つねづね「石のパワー(バイブレーション)にニブい」ことを自覚している私は、いわゆる「クリスタル用語」とか、ヒーリングストーン的意味合いというものは、石から受けるイメージを表現したものなのだろうと考えています。 二つの結晶が寄り添うようにくっついていることから「ソウルメイト・ツイン」とか、大聖堂の建物を思わせるからカテドラル・ライブラリーとか、まるで人の手が加わったような状態で採掘されたことから、幻の大陸伝説の名前がつけられるとか……。 その意味合いを信じる信じないではなく、どうしてそのイメージがその言葉で語られ、違うイメージをうけ、違う言葉で表現されることがあってもおかしくないのに、ひとつの言葉が多くの人に使われつづけているのかという方が興味深いのです。 では、その言葉のもととなったイメージはどこから来るのでしょう。 私は、まず順当に、色や形だろう……と考えていました。 確かに色や形と結びついているであろうヒーリングストーン的意味合いは多いのです。 あとは、発見されたときの逸話とか、何か特別なことに用いられていたという文化的背景などでしょうか。 色と形が変わったら。 ……もし、同じ石でも色や形が違っていたら、 イメージは変わってしまうのでしょうか。 イメージが色や形に根ざすものであれば、答えは「変わってしまう」でしょう。 ところが、そうでもない石があるみたい……ということで今回の石。 セレスタイトです。 セレスタイトといえば、あの、わずかにグレイがかった淡いブルーの透明ではかなげな印象の石です。 その微妙な色合いが「天国」とか「天使」を連想させるらしく、その名前も「天国の石」。 私のイメージとしては、天国の青ではなく、天から見た地球の青、生命の星・地球を包む大気に属する石です。 では、その石からあの神秘的な色が消えたら……? このイタリアのセレスタイトは、まさにそんな疑問に答えてくれる石でした。 ご覧の通り、色は半透明白。 結晶の形もマダガスカル産と違って、細い柱状の結晶がカニカマボコ(失礼)のように束ねられたような形です。 実は、この手の半透明白の比較的なめらかな結晶は、写真の難敵。 反射させたり、向きを変えたり、あれこれひねくり回して撮影しました。 そんな中で、下から見上げるように、半ば光に透かして撮ったのが今回の写真です。 それでもなお どうでしょう。なんだか、軽やかな翼が開いていくように見えないでしょうか。 人に「天国」や「天使」をイメージさせる色も、あの切なくなるような透明感も持っていないのに、この石には、それでも軽やかな大気のイメージがあるのです。 不思議……。 いったいイメージはどこから来るのだろう。 今回のタイトルはまだ解決していない疑問です。 ◆比較用にマダガスカルのセレスタイトを。 デジカメを新しくしてから改めて撮った写真です。 モース高度3〜3.5という、カルサイト並みの柔らかさ。取り扱い厳重注意です。 (2005年7月28日、ブログ掲載) |
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