ネパール産 クローライト入り薄型DT水晶

星の海を行く船





薄くて両錐

例によってガネーシュヒマール産です。葉っぱのような形のDTです。
表面は幾筋もの接合線と成長線が刻まれながらもなめらか。
一転して裏面はたたんだ鳥の翼のような、複雑な凹凸を示し、クローライトがマットなテクスチャになっています。

おそらく先細り水晶のDTが何本かくっつきあったもの……ということになるのでしょう。
そのため、両方の先端は薄くなっています。

おかげで、部分的に透明感はあるものの、ほぼぎっしり入ったクローライトの質感にもかかわらず、この水晶は、軽やかで華奢に見えます。
また、この水晶にはほとんどダメージがなく、母岩と接触していた場所も定かではありません。

そのためもあるのでしょうか。
クローライト入り水晶は大地をイメージさせ、クリスタル・ヒーリングなどでは「グラウンディング」に類する意味を持つようですが、この石についてはどちらかというと、空に浮かぶような印象があります。

中に森を秘めて星の海を行く宇宙船
そんなイメージを浮かべてみました。


(2005年8月5日、ブログ掲載)
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