ロシア産 ドゥルージー付キャンドル・クォーツ

白き都





さすが、ダルネ

ロシア産の水晶です。買ってしばらくは「ロシア産」としかわかりませんでしたが、しばらくたってからそっくりな水晶を余所で見つけ、そのラベルからダルネゴルスク産であることが判明しました。

さすが、ダルネゴルスク。
ただし、この水晶は変わってはいますが、「変」というより「きれい」に属する石かもしれません。
なにぶん色が不透明白なので、なかなかきれいに写らないので、どうなっているかを説明すると、おそらく、先端に大きな錐面があるキャンドル・クォーツのような結晶のキャンドル部分(溶けた蝋のような部分)を、微細な結晶が覆ってドゥルージーのようになっている……という感じです。
表面を覆う微細な結晶はとても小さいものの、よく見ると結晶の形が整っていて、キラキラと輝きます。
ベースの形はキャンドル・クォーツなのですが、この小さな結晶のおかげで、カクタス・クォーツのようにも見えてきます。

ハイドロサーマル?

さて、この水晶、よく似たものが「ハイドロサーマル・クォーツ」という名前でWebショップに出ていたのを見たことがありますが、残念なことに「ハイドロサーマル」が何であるかがイマイチわかりません。
「ハイドロサーマル」を検索してみて、この言葉を日本語にすると「熱水反応」……となることはわかりました。

確かに水晶は熱水の中で成長すると考えられています。
要するに水晶は温度差や環境の差はあるにせよ、どの水晶も熱水育ちである……ということになります。
では、わざわざ「熱水反応」水晶というからには、なにかわけがあるのでしょうか。
上で述べたように、表面の様子は複雑ですが、腐蝕のあとは見られません。
別のサイトで「高圧水晶」と紹介されているものも見ましたが、これとも違います。
いったい水晶における「ハイドロサーマル」とは何なのでしょう?

……ともあれ、キャンドル・クォーツとカクタス・クォーツの中間のような特徴を示し、どことなく生き物のようにも感じられるこの水晶には、もうひとつ別のイメージがあります。

……指輪物語に登場する白い都、ミナス・ティリス
いかがでしょうか。

(2005年8月7日、ブログ掲載)
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