マダガスカル産 カンババ・ジャスパー
メキシコ産 ネビュラ・ストーン

宇宙の瞳、大地の眼




ぜひともペアで

産地はまったく違うけれど、どうしたってペアで紹介しなくちゃだめでしょう!……という感じなのが今回の石。
ネビュラ・ストーン(左・小さい方。メキシコ産)とカンババ・ジャスパー(右・大きい方。マダガスカル産)です。

ネビュラストーンは、主に石英、アノーソクレース、リーベック閃石、エジリンの4つの鉱物からなる石で、(ペリドットが入っているとする説明もある)メキシコでしか産出しないのだそうです。
(イタリア、としているところもあったけれど、多分間違いかと……)
黒い地に浮かび上がる模様が、まるで宇宙空間に散らばる銀河団のようだというので、ネビュラ(星雲)の名前が付けられました。

有名なクリスタル・ヒーラーであるジャーン・アン・ダウ氏やA・メロディ氏も注目しているということですが、一昨年、昨年あたりはちょくちょく見かけましたが、最近はあまり見かけません。
タンブルや、ペンダントヘッドなどに加工されていることが多いようです。

そのネビュラストーンの後を追うように、昨年末あたりから姿を見せ始めたのが、カンババ・ジャスパーです。
カバンバ・ジャスパーと呼ばれている場合もあり、どちらが正しいのかわかりません。
二つの石をじっくり見比べてもらうとわかるように、色の濃淡の関係がまるで逆。ネガとポジのような関係です。

カラフルな模様と色合いが印象的なオーシャン・ジャスパーの産地の近くで発見されたのだそうです。
オーシャンジャスパーとは対象的に地味〜な色合で、石英や角閃石、バイオタイト(黒雲母)などが含まれているようですが、まだ、発見されて日も浅いらしく、くわしいことはわかっていません。

ストロマトライト?

また、この石は「ストロマトライト」として紹介されていることもあります。
ストロマトライトは、数十億年前に当時の浅瀬で光合成を行っていたシアノバクテリアと呼ばれる小さな生き物の死骸と泥が交互に積み重なって縞模様つくっている岩のことです。
世界各地で発見されていて、その場所によって含まれる成分が違うことから、色も模様も異なり、研究者によっても定義が微妙に違うようですが、大雑把に言えば“微生物が関与して形成された縞状の堆積岩”ということになります。

この石のどこが縞模様なのか……。もう一枚写真を見ていただきましょう。



石の中に浮かぶ球体

右上がネビュラストーン、右下がカンババ・ジャスパー。
真ん中がストロマトライトで、左側の二つがオーシャンジャスパーです。

なるほど、ストロマトライトはみごとにしましまです。
では、カンババ・ジャスパーは……。
まず、オーシャンジャスパーを見て下さい。特に左下の写真は、半透明の石なので、オーシャンジャスパーの模様が、どのような構造になっているのか、わかりやすくなっていると思います。
まるでカエルの卵のようにつぶつぶした球体が浮かんだような状態で含まれています。
そしてそのつぶつぶも、左上の写真の赤い部分のように、層が幾重にも重なっているようです。

この構造からカラフルな色を取り除き、緑と黒に染め分けたら……はい、カンババ・ジャスパーです。
つまり、目玉のように見える緑の球体を芯に黒い層が重なり、その球体の間を緑色の層が埋め尽くした状態のものを磨くとこんなちょっと不気味で不思議な模様が現れるのです。

ただし、生物が関与していないのにそっくりな縞模様になる岩もあるらしく、カンババ・ジャスパーが微生物によるものなのか、そうでないのかまではわかりませんでした。

それにしても……カンババ・ジャスパーの丸い模様は、まるで眼のよう。
ネビュラストーンの丸い模様が銀河であり、宇宙を見る目であるならば、カンババ・ジャスパーの模様は「大地の眼」。
恐ろしくも印象的な目玉模様だと思います


2005年9月7日、ブログ掲載
写真および文章の無断転載・転用はご遠慮下さい。推測・個人的意見が混じっています。

追記:石友達の桃猫さんによると、アンフィボール、クォーツ、バイオタイト等が含まれているとか。(詳しくはこちら
また、ストロマイト説もあるものの、まだまだ詳しくはわかっていないらしい。
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