伝説のアメシスト 魅惑の水晶、アメシスト。 アメシストといえば、たいていはブラジルやウルグアイ産が思い浮かびます。 ところで、18世紀ごろ、イギリスやフランスで大変な人気で「伝説」とまで言われた美しいアメシストの産地があったことをご存じでしょうか。 ……なんて、エラそうなことを言っていますが、私もこの産地を知ったのはそんなに古い話ではありません。 知ったとたんにうれしくなり、いつかこの産地のアメシストが欲しいと思っています。 伝説のアメシストの産地……それはロシアのウラル山脈。 昼の光ではロイヤル・パープルと呼ばれる深い色合いを、夜の白熱光では赤みを帯びたワイン色を示す二色性を備えているともいわれ、アメシストとして最も価値のある色(パープリッシュ・レッド〜パープル・レッド)は、俗にシベリア・アメシストもしくは、ウラルとよばれているのだともいいます。 極東のアメシスト ロシア水晶好きの私にとっては、「ロシア」で「伝説」だなんて二重の喜びです。 しかし、こんにちでは掘りつくされてしまったところもあり、なかなか出会うことは難しいようです。 そんななかで、「伝説」の雰囲気にふれた気分になれるのが写真の石です。 ロシア産のアメシストです。 鉱山名のTchukotkaを頼りに調べてみたところ、ウラルではなく、ロシアの極東部にあるチュコートカ自治管区の産出となるようです。ウラルとは離れていますが、広義ではシベリアに含まれる……かも。 ダメージがありますが、濃くなく、薄くなく、美しい色合いです。 伝説の「ウラル」は、どんな色合いだったのでしょうか。 2005年9月26日、ブログ掲載 |
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