アフガニスタン産 アフガナイト
潜む青
ねらっていた石 アート&ジェムショー・IMAGE2005の捕獲品です。 つまり、現場で見つけちゃった、買っちゃった、ではなく、「これを探すぞ」とあらかじめリストアップしていたというわけです。 我が家の石達は、ほとんどが水晶ですが、水晶以外の石もあります。 水晶のセレクト基準が「変」であるのに対し、水晶以外の石は「きれい」がキーワードであることが多いです。 それに「珍しい」が加わると、かなり危険。心わしづかみ率が急速にアップします。 この石は、そんな危険に満ちた石……アフガナイトです。 その名の通りアフガニスタン特産の石です。 1968年にラピス・ラズリで有名なSar-e-Sang鉱山で発見された石で、青の他に、緑やクリーム色、薄い水色などがあるようです。 ラピス・ラズリも結晶になることがあり、白い母岩に埋まっているところも似ているので間違えそうになりますが、アフガナイトの方が透明感があり、色のバリエーションがあること、ころんとした形のラピス・ラズリに対し、やや先細りの六角柱に結晶するところが違っています。 希産の盲点 写真の石は、ごくわずか緑がかったような淡めの青で、表面がゴツゴツしていて、割れてずれている部分もあるのでわかりにくいですが、六角形の形状は何となく見て取れます。 濃い青の小さな粒状のものがラピス・ラズリです。 青くて、透明感があって、希産な鉱物……という、聞いただけで心がわくわくしてしまう鉱物なのですが、困ったことがいくつかあります。 まず、希産なので、高いです。 希産なので、あまり見かけません (あたりまえ) 。一か所、アフガナイトをあつかっているWebショップがあったので、(しかも大変お値打ち!)そのお店が出店するIMAGE2005をねらったのです。 さらに。 希産なので、あまり資料がありません。これは、ちょっと盲点でした……。 しかし、白い母岩にうまった青い結晶は美しい……! |
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