ブラジル産 「ファイブ・サークル」
地味な不思議
「5」にちなんだ石 ブログスタート500日に紹介した石です。 キリが良い数字というのは、なんだかちょっと特別な気分になります。 なので、なにかちょっと「特別」な石を登場させてみたい……と探してみたらば、いました、いました。 「5」にちなんだ、ぴったりなのが! その名も「ファイブ・サークル」。 まず、「ファイブ・サークル」というのはクリスタル用語ではありません。 この石を買った石屋さんのオリジナルネーミングなのですが、あまりにもぴったり。 写真では何がどうなって「5つの円」なのか、わかりにくいと思うのでちょっと解説します。 この石の長さは9センチほど。ベースはレーザー・タイプの細長い水晶です。 その水晶の表面に、小さな結晶とカルセドニーが円状に結晶しているのです。 場所は、トップに1か所、螺旋を描くように柱面に4か所。 こんな↓感じです。 ぴったりなネーミング 5つの円を持つ水晶なので、「ファイブ・サークル」というわけです。 水晶の表面にカルセドニーや小さな結晶がつくことは珍しくありませんが、それが円を描くとなると不思議です。さらに、螺旋を描くように並んでくっつくとなるとさらに不思議。 まるで、洞窟の片隅に咲く、不思議な植物のようです。 見落とし続け…… ところで、この石は売られていたときお店の隅にあったわけではありません。 入り口を入って正面の棚(机)の、目につくところに、わざわざ台を使って立たせてあったのです。 それでもなお、変な水晶好きを自称する私ですら、見落としました。 それも一度や二度ではなく、何度も前を通って、見逃し続けていたらしいのです。 かなりの時間居座って、目当ての石を確保したことだし、あとは目の保養にいろんな石を見てみるか……と再びお店の中をうろうろしていて、この石に目を留めた時の第一印象は、 「何だこの地味な石」 念のために手に取ってみてもなお、ぴんと来ませんでした。 「5サークル」と書かれたシールが貼り付けられているのを見て、「それって何だ」とやっと確認し、そのわけがわかったとたん、目当ての石を確保していた籠から、一つ追い出して取り替えました(笑)。 気がつくまでに、かなり時間がかかりましたが、一目惚れ。 ぱっと見は、ごちゃごちゃした感じで、色も白ちゃけていて、なんとも見栄えのしない地味な石なのですが、見れば見るほど、その不思議さ加減に目が惹きつけられる造形の妙! どうして自然にこんな形ができちゃうんだ! ……と思わず叫んでしまいそうです。 地球が刻んだ「偶然」という造形……、だから、変な水晶探しは、やめられません。 |
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