ブラジル産 ファントム・ルチル・ガーデン水晶

手へ昇る





小さいけどいろいろと

毎度おなじみ「おちび石」です。高さ2.5センチですから、立派に「おちび」。

そのくせ、小さなボディにファントム、ルチル、ガーデンと欲張りに詰め込んでおります。
全面磨かれたポリッシュですが、ファントムの形から想像するに、もとの結晶の形に忠実にポリッシュされていると思われるところもポイント高し。
内包物が白っぽい色合いで統一されているあたりも個人的にポイントをつけましょう。

そういえば、この、ウエハースのように薄い層を重ねたタイプのガーデンは、あまり見かけなくなりましたね。
この石では、層状ガーデンが芯になっていますが、これもどうやって結晶したのかを考えると、かなり不思議ではあります。
入れ子状のファントムになっているならともかく、横に層になって重なっているということは……?

抱いた同じイメージ

私は、ブログやホームページを始める前にWEBアルバムを作って、石の写真を詰め込んでいました。そのころは写真を撮り始めたばかりで、光源はなんと懐中電灯。今になってみると、暗かったり、ピンぼけだったり、色が変わっていたりでかなり愛嬌たっぷり(笑)。
そんな中にこの石の写真もありました。


※縮小したらさらにピンぼけたので、ちょっと補正しました。

さてちょっと面白いエピソードがあります。この写真を見た複数の人が、「天に昇る竜だね」と言ったのです。
層状ファントムが、とぐろというか、幾重にも折れ曲がった長い胴体で、上にちょっろっと伸びているクラックが頭というわけです。
実は、私もこの写真を補正しているときにちらっと同じことを思ったので、びっくりしました。

「この石には竜のパワーがある」
などと言われたら、「ふーん」で終わってしまったかも知れませんが、期せずして同じ石に同じ印象を抱くことはありえないことではありませんし、逆にそのことこそが「この石にはそう思わせる何かがある」……と考えさせます。

小さい小さい石なのに、見る人に竜をイメージさせたデカいやつ。
いつかまたカメラを向けて、その竜を写し取ってみたいものです。




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