シルバー・ このテのシルバー 以前は、ヒマラヤ水晶でルチル入りというと、とってもレアな印象があったのですけれど。 ルチルは、金紅石の名の通り、光に透かすと赤い石ですが、水晶に含まれるルチルは、金色だったり、銀色だったり、赤だったりとさまざま。 ネパール産ヒマラヤ水晶には、金色に見える、もしかしたら角閃石かドラバイト(茶色のトルマリン)かもしれないルチル、おそらくアクチノライトだと思われる「緑ルチル」、そして、このシルバー・ルチル入りがあるようです。 石の中の銀の雨 なかでも、このシルバー・ルチルはヒマラヤ水晶の透明度の高い水晶と、その中に内包される緑泥とのバランスも良く、とてもきれいな景色を作り出します。 写真の石は、緑泥はやや少なめですが、その分シルバー・ルチルが気前よく入っています。 シャープなラインを描くルチルは、まるで銀の雨のよう。 この美しさに、今年はいくつかシルバールチルを買い込んでしまいました。 その中でも、写真の石のシルバー・ルチルの美しさはトップクラス。 そういえば、先に挙げた角閃石かドラバイトかもしれない「金ルチル」は、根本から垂直に内包されている場合が多いようですが、シルバー・ルチルは斜めだったり、縦横無尽に入っていたりと違いがあります。 時には、水晶と共生する長石に内包されていることもあります。 あんな美しさ、こんな美しさ……と、石の様々な美しさに気がつき出すと、 同じ産地の水晶がどんどん増えてしまいます。 2005年11月28日、ブログ掲載 |
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