重さの石 トパーズです。 左下の画像を見ていただくとわかるように、ちょっとばかりデカめです。 色はほぼ透明で、ごくわずか、ほんのり黄色がかっています。 全体的に細かいタテジワが入り、トップががまるで山脈のようになっているあたりが、ちょっと変わっているでしょうか。 いえいえ、この石の最も顕著なポイントは、トパーズらしい、その重さ。 トパーズは水晶に比べて比重が高い石なので、同じ大きさの水晶と比べると、遙かにずっしりきます。 こんなに光に透けるのに、こんなにきらめいているのに。 どこにそんな重さが隠れているのでしょうか。 「インペリアル」は例外 宝石でトパーズと言えば、「シェリー酒色」とも表現される豊かな金色の石を思い浮かべますが、産出するトパーズの多くは、ほぼ透明の石だそうです。 それらに放射線が照射されることで青く発色し、ブルー・トパーズとして市場にでるのだと聞きます。 上に挙げた金色や、珍しいピンク、紫のトパーズをインペリアルトパーズ、または、プレシャス・トパーズといいます。 たいてい石の名前の前に何か余計な言葉がくっついていると(例:シトリン・トパーズ、アフリカン・ジェイドなど)フォルス・ネームといって、色は似ていても、その名前の石とは全く別の石につけられたセールス・ネームだったりするのですが、「インペリアル(プレシャス)・トパーズ」は例外です。 もしかして、写真の石も上手に放射線を当てたら、青くなるんでしょうか。 ともあれ、わずかに黄色みが買った色合いは月光のようで、それでいて、頼りになるずっしり感。 この石を手にするときは、輝きとともに重さを味わうのが癖になってます。 2006年1月8日、ブログ掲載 |
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