ブラジル産 エレスチャル

”カテドラル”





セプター&カテドラル

今回の石は、以前、カテドラル・ライブラリについて書いたときに登場していますが、単独では初めてです。

産地はブラジル。
握り拳よりも少し大きめで、かなり色鮮やかなシトリンの上に、透明〜スモーキーがセプター状に結晶しています。
上に被さった部分は、複雑な形状で、まさに“カテドラル”。
カテドラルというネーミングは、そう名付けることで、水晶に新たなイメージが加わる、すばらしい名前だと思います。
写真の石は、荒々しい結晶面に光を反射させると、「嵐の中の聖堂」という感じかも……。

同居する色の不思議

ところで、私は、この石についてちょっと首をひねっているところがあります。
この石は、シトリンとスモーキーの組み合わせ。
ご存じ、シトリンは、水晶を構成する二酸化珪素の一部が鉄に置き換わったことで、青い光を吸収するようになり、結果として黄色く見えています。
そこに放射線が当たると、電子の状態に変化が起き、黄緑色の光を吸収するように変わるので、アメシストになります。

一方、スモーキーは二酸化珪素の一部が、アルミニウムになっています。
そこ放射線が当たると、電子が一つ失われ、それによって色づいて見えています。
スモーキーが加熱すると、電子の状態が元に戻るので、スモーキーの色が消えます。

さらさら書いてしまうと、見落としてしまいますが、改めて考えるとちょっと変。
なぜなら、シトリンは放射線に当たると色が変わり、加熱されると元に戻る。
逆に、スモーキーは、加熱されると色が消え、放射線で色が戻るのです。

それが同居しているということは……?

シトリンとアメシストが混じったアメトリンというのもありますが、こちらもなんだか不思議です。


2005年1月9日、ブログ掲載
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