ワイルド・ヒマラヤン! 前回のヒマラヤ水晶とは、対照的な石です。 方や、大自然がカットしたようなシャープな線と、透明感を持つ、ヒマラヤの清冽な空気を切り出したような石。 方や、透明度は高いのだけれど、付着物のせいで一見土にまみれているようで、面の形も整っていない、よく言えばワイルド、口悪く言えば、見栄えのしない石……それが、今回の写真の石です。 しかし、店で見かけたとき、なぜか棚に戻すことができずに連れ帰ってしまいました。 土にまみれたように見えていても、輝いている。 汚れているようで、透明感に深みがある。 そんな風に感じてしまうのです。 それは、この石が、山から掘り出されたばかりのような生々しさを備えているせいでしょうか。 天の高見を目指す大地 ヒマラヤ水晶は、一般的にパワーが強いと言われます。 曰く、聖地ヒマラヤで採れた石だから。 曰く、聖なるヒマラヤの気に育まれ、極めて大きなパワーが宿っている。 曰く、風水の面から見ても、アジア全土に力を及ぼす竜脈の源泉である地の水晶だから……。 パワーに鈍い私は、このことを別の言葉で表してみたいと思います。 ヒマラヤ山脈は、蠢く大地の力が溢れる場所である。 ……と。 ヒマラヤ山脈は、アフリカ大陸から分離したインドが、マントルプルームの流れに乗って移動し、ユーラシア大陸にぶつかってできたのだと言われています。 ヒマラヤ山脈は、世界でも最も若い山脈です。 隆起し始めたのは、約2000万年前と言われ、今もなお、毎年4〜7mmほど隆起し続けているのだそうです。 わずか1センチにも満たない動きとはいえ、山脈の長さ、高さ、山脈を形成する岩の重みを考えれば、それを2000万年にわたって動かし、押し上げ続けている力の膨大さははかりしれません。 地球は今も動いている。 そのことを顕著に物語る場所であると言えるのではないでしょうか。 ヒマラヤ水晶は、そんな場所に結晶した石なのです。 2006年1月10日、ブログ掲載 |
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