ブラジル産 「レムリアンシード」

名前と質と





わからないから見た目勝負

ブラジル産のレムリアン・シード・クリスタルです。
何度か、写真で登場させたことがありますが、「この石を」取りあげたことはなかったように思うので、あらためて。

1面おきの柱面に、バーコードともレムリアン・リッジとも呼ばれる横筋を刻み、ほんのりピンク色に染まった、この美しい水晶は、1999年末から2000年はじめごろに見つかったそうです。
2001年9月に世に出たロシレムよりも、ちょっとだけ早かったわけです。

クラスター状態のものは少なく、初期に発見されたものは、分離した状態で白い砂地の中に並べられたように埋まっていた……と言われているそうです。
本当のところはどうだったのかはわかりませんが、そんな「伝説」も、思わず納得してしまいたくなる、きれいな石です。
(※母岩がもろい砂岩であるため、そうなってしまうのだと聞いたこともあります)
同じ「レムリアン」でも、ダメージ必至のロシレムとは大違い。
あれとこれが同じ「レムリアン」だと、よくぞわかったものだと感心します。

写真の石は2003年か2004年はじめごろに買ったものですが、それ以後、きれいなものは少なくなり、表面ががさがさしていたり、スモーキーだったり、いろいろなものが出回りました。
それはもう、一面おきに横筋がはいっていたらレムリアン、と言わんばかり。

個人的には、ミナス・ジェライス産でほんのりピンク、レムリアンリッジはくっきりはっきり、表面はさらりとして端正な石こそ「レムリアン・シード」と言いたいです。
「伝説」という、付加価値を付けるのならば、それなりの質は満たしていただかなくては。

※レムリアンシードは、ブラジル・ミナスジェライス州のSerra de Cabral(カブラル山脈)に属する鉱脈から産出した、うっすらピンク色で一面置きにレムリアン・リッジが刻まれた水晶のことを言うそうです。
追記:レムリアンシードの名前の由来について詳しくお聞きしました。
こちら。

2006年2月16日、ブログ掲載
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