ブラジル産 ガーデン・ファントム

真綿・タイプ




ファントムにも色々ありまして。

ブラジル産のガーデン・ファントムです。
だたの「ファントム」として売られていたのですが、個人的に、ファントムが緑色でも、中が透けて見えるようなものをグリーンファントム、中身がしっかり詰まっているか、透けて見えないくらい密度の高いものをガーデンファントムと呼ぶことにしています。
その規定に照らせば、これは立派にガーデン・ファントム。
しかも「生」(笑)、つまり非研磨。

外側の水晶は、レムリアン・シードのように、ちょっと磨りガラスっぽく、ほんのり色づき、しかも一面おきの柱面に横筋(成長線)が出ています。
でも、ファントム自体が、ガーデンを名乗れるだけあって、くっきりはっきりしているので、成長線の入っていない柱面からばっちり見えます。

このファントムの特徴は、そのきめ細かさ。
普通のガーデン・ファントムだと、内部のクローライトがスポンジ状にガサガサしているのが多いです。
対してこの石は、ふんわりなめらか。
普通のファントムがスポンジタイプならば、こちらは真綿タイプといったところ。
ファントムのてっぺんに、喝サイトのような形をした、赤い結晶がひとつぶ乗っかっているのもポイントです。

この石は、底面が45度位の角度で斜めに欠けている単結晶ですが、もとはクラスターだったはず。
しかも、同じ時に同じタイプの単結晶を複数見ているので、クラスター全体がこんなファントムだった可能性が大。
……なかなかかわいらしかったんじゃないかと想像しています。
うーん、見て見たい……。

2006年2月25日、ブログ掲載
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