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こちらの方がスタンダード メキシコ産のヘミモファイト(ヘミモルファイト)です。これもかなり以前に買った石です。 このころは、「私は水晶中心で集めてます!」という意識がさほど強くなかったような。 だからこそ買えた石かもしれません。今だったら、水晶の棚に直行です。 さて、ヘミモファイトというと、「水色の石」というイメージが強いのではないでしょうか。 ビーズになっている石はたいてい淡い水色ですし、原石でも水色のもこもこしたかんじの石をみかけます。この淡い水色は銅を含むためで、ふつうは、写真の石のように透明か、白色のものが多いのだそうです。 そもそもヘミモルファイトの特徴は、色ではなく結晶の形にあります。和名の「異極鉱」が示すように、結晶の両端の形が異なるのです。 このような結晶を異極晶といい、ヘミモルファイトはその代表格です。ヘミモルファイトの結晶は、一方がマイナス・ドライバのように平たく、もう一方がピラミッド状にとがっています。写真の石の場合は、平たい方の端がそろって並び、扇状に固まって成長しています。ピラミッド状にとがっているという端の方は、残念ながら見えません。 この石が、私が手にした最初のヘミモルファイトで、我が家で唯一のヘミモでもあります。そのためでしょうか、ヘミモルファイトといわれると、水色よりも透明な石というイメージが強いです。 たまたま、ヘミモルファイトでは水色よりも透明な方が本来の色合いだったからよかったようなものの、もし逆なら、ちょっとややこしいことになるところでした。 最初の石の印象は、なかなか強いです。 (2006年4月7日、ブログ掲載) |
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