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 ロシア産 母岩付き水晶クラスター

へんてこな大地




へんてこ水晶をはぐくむ大地

へんてこ水晶のメッカといえば、ロシアのダルネゴルスク。
変わった水晶というよりも、「これって、ほんとに水晶?」と疑いたくなるほどへんてこな水晶を産出します。
マダガスカルもへんてこ水晶を産出しますが、マダガスカル産水晶が「水晶のままで自由に伸びやかに形を作っていった」石ならば、ダルネゴルスク産水晶は「水晶であることをやめて、新しい形を求めていった」石、という感じ。
へんてこ水晶好きの私には、たまらない産地です。

そこで不思議に思うのが、「このへんてこ水晶って、どんな風に生えて(母岩にくっついて)いるんだろう?」ということ。
普通の水晶ならば、クラスターやジオードを見れば、どのように生えていたかが分かります。
しかし、「これって、水晶?」なダルネ水晶はどうでしょう? どうみても普通の水晶のように、母岩にくっついていたようには思えない……。
そう思っていたところ、2005年6月の新宿ショーで、ダルネゴルスクの地表をそのままひっぺがしたようなクラスターを発見!

しみじみ、水晶には見えません……。

長さ20センチくらいのクラスターというか、母岩に、 「筆状」とか「つくし状」とか言われるあの不思議な形の水晶が、母岩にくっついたままになっています。
やっぱり、水晶には見えないかも……。
洞窟の中の不思議な植物といわれたら、信じてしまいそうです。
このクラスターには、水晶だけでなく、鱗状のカルサイトもくっついています。
おまけに左端の水晶は、「逆向きに刺さって」います。
おそらく、この部分で母岩がオーバーハングしていて、水晶が逆向きに生えていたのでしょうか。
クラスターはどうしても大型になってしまうので、石は手のひらサイズ以下希望の私には、手が伸びづらいのですが、これは、即決。
お値段は……、大きさから考える値段より、一桁少ないです。
頭にもう一個「1」が付いていてもおかしくないはず。さすが、ミネラルショー!


(2006年4月8日、ブログ掲載)



 

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