インド産 アポフィライト・クラスター

光の透明感




ちょっとまて、こいつはミネラルショーで

(たぶん)カルセドニーの上に、きりっと透明でシャープなアポフィライトが結晶した、インドらしいクラスターです。
思うに、アポフィライトは、単独でクラスターになっているより、こうして何かとコンビネーションになっている方が、透明感も照りもいいような気がするんですけど……。

このクラスターもミネラルショーでゲットしたもの。
このようなアポフィライトや沸石類の標本、特にいろいろごちゃごちゃくっついたものは、ミネラルショー以外ではなかなかお目にかかれません。
見かけたとしてもミネラルショーの方がだんぜん安いので、「いやいやここはちょっとまて。こういうのがあると覚えておいて、ミネラルショーで探してみよう」……ということになります。

写真に撮るなら春の光

さて、写真のクラスター、長さは12センチほど。掌ちょいオーバーのしっかりしたサイズです。
ところどころダメージがあるのが残念ですが、なんといってもアポフィライトが美しく、全体の色合いが繊細でクールなブルー・グレーっぽいところがお気に入り。
このような色合いの石を撮るには、春の光が最適です。
冬の低い光は黄色っぽくて色を損なってしまいますし、夏の強烈な光は影がきつく出過ぎるからです。

複雑な形状と、デリケートな色合いのために春に季節を選び、やや薄曇りの天気を選び、何度もチャレンジして撮った写真がこれ。
冬の名残のようなひんやりシャープな感じが出ているといいのですけれど、いかがでしょう?


(2006年4月13日、ブログ掲載)
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