ネパール産 ヒマラヤ・エレスチャル

氷の頂




透明度か、形か。それが問題だ。

ガネーシュ・ヒマール産のエレスチャルです。
長さは5センチほど。例によって超拡大されています。
それでも堂々として見えるということは、小さいながらも風格ある石だということ(たぶん)。
ガネーシュのエレスチャルは、水入りのがすでに登場しているので、この石はエレスチャル2号。
1号が層状の、個人的にはスケルタルと言いたいタイプだったのに対し、写真の2号は、まぎれもなくエレスチャル。

複雑にでこぼこしている表面のために、透明度が低く見えていますが、実は、内部はかなり透明です。さらによく見ると、結晶のエッジや、成長線(横筋)のでっぱったところなど、少しでも尖って出っ張った部分が特に成長したために、複雑な形状になっていることがわかります。

水晶は溶けた蝕像によっても複雑な形状になりますが、蝕像の初期の段階では、角の部分から溶けて丸みを帯びることが多いので、たぶんこの石は、珪酸分が多い熱水の中で急激に成長する段階を経た水晶なのでしょう。
実は、お店にはもう一つ兄弟のような石がありました。どちらかというと、透明度と照りは兄弟石の方が優れていて、こちら(写真の石)は、形が優れていました。
どっちにしようか悩んで選んだのは形の方。その甲斐あって、満足の一枚が撮れました。

(2006年4月
25日、ブログ掲載)
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