ブラジル産 ツイン・クリスタル

見る目、時の目、感じる目



なつかし石がきれい

なつかし石第3弾。とうとうネタが尽きた……ではなくて、今はなんだかそういう気分。
思いがけなくきれいに写真が撮れたから、とも言います(笑)。
水晶と言えば、透明でピカピカしていて、なにやらカッコいい名前がついているものがあこがれで、一生懸命探していた時期がありました。
カテドラルやイシスと言った名前を表示し、きれいに並べて売っている棚やお店は、なんだか敷居が高くて、もっぱら量り売りコーナーで地道に探したものです。
今思えば、このころからお店の隅で「自分で探す」のが好きだったのかも。
選ぶ石は変わったけれど、探す方法は、実は変わっていなかったのか……!

自分で探す、自分で決める

イシスも、カテドラルも、レコードキーパーやダウも、最初の石はすべて量り売りの籠の中から探しました。
自分で探すということは、どういう形がどういう名前であるのかを覚えることはもちろんですが、決して説明通りではあり得ない自然の造形に対し、どこまでがその名前が示す形なのかを、自ら判断することでもあります。
わかりやすい例で言えば、「イシス」は五角形の錐面を持つ水晶のことですが、五角形であれば、どれだけアンバランスなものでもよしとするか、「いや、私はある程度きれいな五角形をイシスと呼びたい」と線引きするかということです。
イシスのような条件が明確な石ならまだしも、カテドラルともなると、ラベルが付いていない以上、「これはカテドラルと言えるかどうか」は、自分の判断次第です。
それもこれも、もとは予算の問題ですが、こうして自分で線引きして選ぶことで石の細かい表情を見ることを覚え、誰かが付けた名前よりも、石の造形の方に魅了され、しだいにへんてこ石に興味が写っていったのだと思います。

よく見て不思議

さて、写真の石はおそらくブラジル産。
やや平板状の結晶がぴったりくっついていて、クリスタル用語で言えば「ツイン」(鉱物用語のツインではない)。
二つの結晶の大きさが違うので、もっと細かく言えば、「タントリック・ツイン」と呼ばれるようです。
(大きさの違いがわずかなので、ソウルメイト・ツインとするところもあります。これも個人の判断ですね)
……と、ちまたで言われているマスター・クリスタルの説明に従えば、こうなるわけですが、今の私は、別のところが気になります。

まずこの石は、形の上では二つの結晶がくっついたもののようですが、二つの結晶の間には境目がありません。ミストと呼ぶ白い霧状のインクルージョンが、ちょうど真ん中にあることからも明らかです。
こういう石があるかと思えば、ばっちり境目があって虹まで出ている石もあるのに、どう違うのでしょう。実は、二つに見えて実は一つの結晶……ならば何故先端が二つあるのかが不思議です。
カテドラルは逆に複数の結晶がくっついて一つの形になっているのに。

また、二つに見えて実は一つというのは、エネルギーの融和や調和的な溶け合いを意味する「タントリック」という言葉にあっているかも。
もしかしたらそういうイメージから名付けられたのかもしれない。
だとしたら、「タントリック・ツイン」の名前を持つ水晶は、単に二つの結晶がくっついているだけでなく、
間に境目がなく一つに溶け合っている石と言うことになるのかも。
自分で見て、選んで、さらに自分に納得させていく。
そういう課程を経て、石好き世界はちょっとずつ広がっていくのです。きっと。


(2006年4月26日、ブログ掲載)
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