産地不明 クリソコラ・クォーツ(ジェムシリカ)

揺籃の青



珪化・珪孔雀石?

ジェムシリカです……とはじめるには、ちょっと気が引けるので、「クリソコラ・クォーツ」としておきます。
ご存じ、クリソコラは和名を珪孔雀石といいます。
孔雀石と言えば、マラカイト。クリソコラはマラカイトと同じ銅を含む鉱物からできる二次鉱物ですが、
成分の中に石英の成分でもある珪素を持つことから「珪」孔雀石の名前が付けられたのだそうです。
このクリソコラという石、緑がかった青の美しさとは裏腹に、とても軟らかくてもろいのが泣き所。
ところが、のクリソコラに石英が染みこんだものが発見されました。石英なので硬度は十分。透明感やつやも出て、大変美しい石となります。
これを「Silicified Chrysocolla」というのだそうなんですが、要するに「珪素が多い孔雀石が珪化した」という意味。その通りではあるけれどややこしいので、「ジェム・シリカ」という宝石名の方が通りがよいようです。

柔らかく豊かな青

さて、写真の石はいちおう、「珪素が多い孔雀石が珪化した」石。
ただし、かなり石英の割合が多くて、「クリソコラが珪化した」というより、「石英にクリソコラが混ざり込んだ」感じ。真ん中に茶色い不純物も入っているし、お世辞にも「ジェム」とは言えません。

それでも、私には十分。
質が低いとはいえ、よくぞタンブルになってくれていたものです。
大きさは2.5センチくらいと小さく、しかも薄っぺらなのできれいに透けてくれます。
色むらも不純物も景色として美しく、まるで海の中のよう。

生命は海の波打ち際の潮だまり(タイド・プール)のようなところで生まれたという説があります。
この石の青は、そんな生命のゆりかご(揺籃)の色。
温かく豊かな色だと思います。
(2006年4月28日、ブログ掲載)
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