ガネーシュ・クラスター好き♪ ネパールはおなじみガネーシュ・ヒマール産の手のひらサイズ・クラスターです。 白い長石の結晶がころころしているところに、緑泥を内包した水晶がバランス良く乗っかっている……というか、生えてます。 長石らしい密やかな輝きのある母岩と、中心部分だけが緑泥で透明感のある水晶の鋭い輝きが調和して、ひとつにまとまった景色を作り出しています。 実物は、上にうっすらと緑泥が降りかかっていて、ちょっぴりほこりっぽく見えてしまっているのが、玉に瑕。でも、それをさし引いても、なかなかのまとまり具合ではないでしょうか。 大きさと値段の関係で、どうしても単結晶が多くなってしまうヒマラヤ水晶の中で、こういう手のひらサイズのクラスターは貴重。 さらに、小さくてもまとまりがあり、小ささを感じさせない景色のあるクラスターは、見つけたら、是非ゲットしておきたいものの一つです。 ヒマラヤ水晶好きを自称する私も、なかなか出会えません。 お店やショーに行くたびに、目を皿のようにして探しています。 もしかしたらムーンストーン さて、これまで私が見てきたところでは、長石母岩のヒマラヤ水晶は、先細り緑泥入りタイプが多いようです。 ずんぐり、透明タイプには長石がくっついているのを見たことがありません。 透明タイプと長石の組み合わせといえば、アンナプルナ。 アンナプルナ産とされている水晶の中には、やや灰色がかった長石が食い込んでいるものがあります。 これでシラーが確認できれば、ムーンストーン付ヒマラヤ水晶ということになるんですけど、残念ながらムーンストーンと言えるようなシラーは見えません。 掌に、小さなヒマラヤの風景をのっけて、じっくり楽しむ……ちょっぴり盆栽感覚です。 (2006年5月9日、ブログ掲載) |
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