四角がまんまる インド産の……フローライトです。 「これ、フローライトなんです」というと、母岩の灰色っぽい結晶がフローライトだと思われる方がいらっしゃるのですが、真ん中の、黄色っぽいまん丸が、フローライトです。 フローライトといえば、サイコロ型結晶か、ピラミッドが二つくっついたような八面体。 こんなまん丸なフローライトがあると知ったときは、目が点、いや、思わず目も口もまん丸でした。 我が家の第一勢力は、言わずと入れた水晶。そしてそのあとをひたひたと追っているのがフローライトです。こんな変てこなフローライトがあるのならば、是非ともお迎えしたい。 気をつけてみると、カルサイトだと思って目が素通りしていた石が 実はこのまん丸フローライトだったりして、何度か見る機会がありました。 ところが……なぜか、この手のフローライトは母岩が大きいのです。 「でかすぎ」 「重すぎ」 ……と見送ること何回か。そしてジャストサイズを見つけたのが、昨年の新宿ショーだったのです。 フローライトコレクターさんごめんなさい 2005年の新宿ショーは、キョーアクなまでの人、人、人、人……。 人の海をかき分け、かき分け、第一目的地のおなじみショップにたどり着いた私は、いくつかの水晶とともに、まん丸フローライトをゲット。 何と言っても私は水晶好きですから、このフローライトが第一目的ではありませんでしたが、とりあえず機会を逃さなかった……というわけです。 まずはこのショップでいくつかをキープし、そのあと会場に溢れる人をものともせず、会場をうろうろ……ところが、私がこのショップを離れたあと、まん丸フローライトを探して、何人かの人が尋ねてきたのだそうです。 ごめんなさい、フローライト・コレクターのみなさん。 変てこ水晶コレクターが、変てこつながりでゲットしちゃいました。 2006年の新宿ショーでもいくつか、まん丸フローライトを見かけましたが、やっぱり、掌すっぽりのこの石がベストサイズ。 母岩は水晶、まん丸フローライト部分はおぼろ月のように光に透けます。 写真のような黄色の他にも、黒っぽいのや、赤いものもあるようです。 まん丸の他にも、まるで「オバQ」のような何とも言えないぐにゃっとした変な形のものも。 2006年の新宿ショー会場でご一緒した石好きさんと 「さすが、インド。不思議の国だねえ……」と感心しきり。 ミャンマー産で、ぼこぼこと泡立ってそのまま固まったようなフローライトが産出し、それは急速に成長したためだと説明されていたので、インドのフローライトのまん丸も、成長速度と関係があるのかもしれません。 (2006年6月8日、ブログ掲載) |
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