パキスタン(アフガニスタン)産 トルマリン

小さな出会い



ここ掘れ、わんわん!

2006年新宿ショーの戦利品です。
このショーでは、アフガニスタン−パキスタン系の鉱物を置いているお店に入りびたり。
「掘りたて」という感じの原石がごろごろ箱に山盛りにされていて、何を見つけるのも、気力・体力・運しだい。
水晶、アクアマリン、トルマリン、ガーネット、ジルコン、フローライト、マイカ、スポデューメン、ペリドット、スフェーンなどなど、名前がわかんなくったって、面白そうなものやきれいなものを自分で見つけるのが楽しいのです。
籠の中の石を底からひっくり返すように見ていくことを、仲間内では
「掘る」といいます。
気分はまさしく「発掘」です。
初日は初日で、山盛りの原石の中からいち早く何かを見つけるべく、
掘る!
最終日にはさすがに品物も少なくなっていますが、同時に人も少なくなって見やすくなるので、やはり
掘る!
掘る、掘る、掘る! とにかく掘る!(笑)

掘れば掘るほどお宝アリ。

ころころしている石には、値札が付けられていないので、買うぞと言う石が決まったら、お店の人に値段を聞き、バリバリの日本語と(ちょっとはわかっているらしい)と、あやしげな英単語(会話ではない)を交えて値段交渉します。
あまりに何度も行ったので、すっかり顔を覚えられてしまい、にたっと笑って石を示すと、「安くしとくよ」というゼスチャー。
おかげでアフガン&パキの鉱物の数が大幅に増えました。ありがたや、ありがたや。

写真の石は、最終日の「発掘品」。初日とは見違えるように石の数が減った籠の中から探し出しました。結晶の長さが1センチちょっとなので、とってもおちび。
でも! 小さいなりに母岩付。何ともかわいいパステルカラー。
例によって小マクロで撮影してみたら、ピンクと、淡いブルーと、グリーンが混ざっていることがわかりました。ちょっと玉虫色っぽい感じです。

色が美しいトルマリンは、ファンの多い宝石鉱物。
カットしてあるものだけでなく、原石を集めるトルマリン好きさんもいらっしゃいます。
でも、宝石鉱物だけに美しいものは高くて、また、スッキリとした柱状の形がちょっぴり物足りなくて、我が家では1番手水晶、2番手フローライトに大きく水をあけられています。
しかし、今回のように「掘る」お店では手頃なお値段。しかも小さくてかわいくて、きれいな石なら十分心にヒットすることがわかりました。
「トルマリンにはまるとコワイよ〜」と言うトルマリン好き先輩のお言葉もありますので、ちょっとびくびくしながら、ちっちゃなこの石を愛でています。

(2006年6月10日、ブログ掲載)
写真および文章の無断転載・転用はご遠慮下さい。推測・個人的意見が混じっています。


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