ネパール産 黒クローライト入り水晶

部分的黒




本当に内包物?

これまでに、ガネーシュヒマールの「黒水晶」を2つほどご紹介しました。(かきあげ風1号でかめ2号)ガウリシャンカールと違って、スモーキーといっても淡い色調のものが多いガネーシュヒマールでは、黒水晶は、スモーキーが濃くなったものではありません。

黒い原因は内包物。
鉄分が多いために黒くなったという緑泥による黒だというのです。
……といわれても、これまでの黒水晶は、ぎっしり内包されているために、なかなか内包物による黒だとわかりません。そもそも、緑泥って黒くくなるものなんだろうか。

……なんて、思っていたら、いるじゃありませんか、その疑問に答える石が!



物的証拠あり

ガネーシュ・ヒマールの「部分黒」水晶です!
真ん中ちょいうえあたりに、黒いものがファントムっぽく内包されてます。
(ファントムの頭の部分が黒いのではなく、ファントムの一面が黒い感じです)
ちょうどちょっとふやけた海苔みたい。
緑泥……といわれればそんなような、ちょっと違うような。
ともかく、黒い内包物というのは存在するのです。

形はやはり先細りタイプ。
これまで見てきた中では、緑泥は、先細りタイプに内包されたり付着したりしています。
石屋さんにお聞きしたところでは、ずんぐり型と先細り&クローライトでは、産出する場所が違うのだそうで、先細りタイプは「クローライトの鉱脈で採れるのだそうです。
忘れがちですが、ガネーシュ・ヒマール産と言っても、ガネーシュ・ヒマールの名を持つ複数の山が座すエリアから産出したということ。
個性豊かなガネーシュ・産の水晶は、そのエリアの広大さを物語っているかのようです。

(2006年7月5日、ブログ掲載)
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