パキスタン産 アキシナイト付き水晶

アルプス型の証明





初めての組み合わせ

パキスタン産のアキシナイト付き水晶です。
アキシナイト(斧石)は、アルプス型の接触変成鉱床や熱水鉱床に比較的に稀に発見される鉱物なのだそうです。
私は、水晶に偏った石好きなので、アキシナイトという石があるのは知っていても、パキスタンで採れるとはまったく知りませんでした。知っていたとしても、たしか、とても割れやすい石だったはずなので、手を出しかねていたことでしょう。

ところが。
私が出会った斧石は、水晶とのコンビネーション!
それまで小さな結晶しか見たことがなかったのですが、5センチ以上もあろうかというという結晶に混じって、写真の石があったのです。
斧石と水晶のコンビの実物を見たのは初めてです。
残念ながら、斧石の結晶はダメージが大きいのですが、水晶はかなり透明感があり、斧石そのものも紫がかった美しい褐色です。
こんな二つの石が一緒になっているとなれば、やはり即ゲットでしょう。

アキシナイトが成長する条件

しかも、斧石が、アルプス型の接触変成鉱床や熱水鉱床に発見される鉱物だというのなら、すなわち、この石が産出したパキスタン北部がアルプス型の環境であるという証拠でもあります。
同時にそれは、私にとって、地球が今も動き続けている、そのかけらをもらったようなもの。
なんだかわくわくしてしまう、地球からのプレゼントに思えます。

ただ一つ難を言えば、透明な水晶と、紫がかった褐色のアキシナイトの組み合わせは、写真に撮るにはやたら不利だということ。
水晶の凹凸がふっとぶか、アキシナイトが真っ黒に写ってしまうか。
いろいろ試した結果、やっと写ったのが、今回の写真です。

(2006年8月20日、ブログ掲載)

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