パキスタン産 アクアマリン

海色の花




「残念な石」

パキスタン産アクアマリンです。
2006年6月の新宿ショーで初めて実物を見た、放射状結晶のバリエーションです。
手に入れたのは7月になってからですが。……というのも、6月ころには、例の「掘って掘って掘りまくり」のお店で目移りしまくり。写真の石も、幾度となく手に取った覚えがあるのですが、写真でも分かるように、放射状になっているのは一部だけ。残りはばっさり折れたように見えるのです。
「これで、結晶がきれいにそろっていたらね〜」
「うーん、残念」
と、手に取るたびに似たような事を言って、棚(籠)に戻していたのでした。

しかし、心ゆくまで掘りまくり、やっと心落ち着いてくると、それまで見えなかったものが見えてくるのです。何度もお店に足を運び、それでも飽きずに手に取ってしまうこの石も、やっと、じっくり見る心の余裕が出てきました。

実は違う!

何度も何度も手に取ったはずなのに、やはりゆっくりじっくり見ると新たな発見があります。
折れて、欠損したように見えていたのは誤りでした。この石はこの状態で完全結晶だったのです。
折れて見える部分は、何か他の鉱物(柔らかいもの)に接触して、成長できなかったようです。
そうとわかったところで、石の形は変わりませんが、欠損ではなく、結晶の環境によるものであることがわかったとたんに、この石を手に入れるのをためらわせていた「何か」が氷解。

「きれいじゃん!」

と、即ゲット。手のひらを返すようにとは、このことです(笑)。
それにしても、見ているようで見えていないことがあるものです。
あんなに何度も手に取ったのに、欠損ではなくちゃんと結晶していると、分からなかったのですから。

後からわかった魅力

いつものようにカメラを構え、シャッターを切ってみると、やはり……石はじっくり見るものです。
写真を撮るためにじっくり見て、やっとこの石を何度も手に取ったわけが分かってきました。
一部分とはいえ、放射状に結晶している部分の端正さと透明感。
淡いながらもしっかりした色合い。
よけいな知識や、効能書きではなく、石と一対一で向き合うと、石そのものが見えてきます。

(2006年8月24日、ブログ掲載)
写真および文章の無断転載・転用はご遠慮下さい。推測・個人的意見が混じっています。


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