マダガスカル産 オーシャン・ジャスパー

オビキュラー




花火模様

オーシャンジャスパーです。
丸玉というにはいびつすぎ、タンブルと言うには大きすぎる、丸っこい形です。
オレンジがかったピンク色の、同心円上の球体を芯に、緑がかった、多分緑泥か何かを含んだとおぼしき水晶が放射状に結晶したものがいくつも集まり固まって、この石を形作っていると思われます。
その証拠に、この石にはぼこぼこすきまがあって、放射状に結晶した塊が集まっている様子が見て取れます。

うまくピンク色の同心円上の芯が出るように磨いたそのさまは、鮮やかな花か、夜空に開く花火のよう。ピンクに緑とまあ、良くもこんなに華やかな色合いになったものです。
オーシャンジャスパーには、ピンクや緑や黄色や白や、比較的鮮やかな色合いが多いですが、この色合い、このパターンは、好きなもののひとつです。

考えると不思議

さて……、色合いも模様もさまざまなオーシャンジャスパーですが、まわりに水晶が放射状に結晶しているかどうかはさておき、同心円上のつぶつぶ模様が特徴です。

カルセドニーやアゲート・ジャスパーは、水晶(石英)の仲間で、マグマが冷え固まったすきまや岩の隙間に珪酸分を含む熱水が入ってきて、結晶を作ることで生まれます。
カルセドニーの仲間ができる場所は、石英が成長する場所よりも温度も圧力も低い場所であるため、大きな結晶になるのではなく、顕微鏡サイズの小さな結晶が集まって出来上がります。
オーシャンジャスパーの場合、その空洞の中に、流紋岩や、緑泥石がマリモ状になって浮いた状態で冷え固まったためにこの同心円上のつぶつぶ模様ができたのだと言われていますが、写真の石のように、つぶつぶのまわりに結晶があるのはどうしてなのか、(栗のイガのような状態でころころしていたのでしょうか?)浮いたように見える状態で内包されているということは、どれだけ早く「固まった」のか、「固まった」というからには、「固まる前」にはもしかしてどろどろの状態の時期があったのかとか、考えるほどに不思議になります。

なじみ深いジャスパーやアゲートの美しい模様も、そのできあがり方を考えると、実は不思議でいっぱいなのです。

球状構造

オーシャンジャスパーは、その特徴的なつぶつぶ模様から、「同心円上ジャスパー」とか、「オビキュラー・ジャスパー」と呼ばれることがあります。
オビキュラーとは、石の種類や模様の出来上がる課程を問わず、円や球状の状態を表す言葉だそうです。
オーシャンジャスパーでは、それが特徴的な美しい模様になるように、この円(球)模様を生かして磨かれた石もあり、アゲートなどでは、「アイ・アゲート」などと呼ばれます。
もっとくわしく言うと、カットした中に丸い目玉模様がひとつあるものをサイクロプス・アゲート(Cyclops agate)、二つあるものをアウル・アイ・アゲート(Owl gate agate・フクロウの目)と呼ぶことがあるんだそうです。

目玉だったり、花模様だったり。
オーシャンジャスパーのつぶつぶ模様は、オーシャン(海洋)というだけあって、海の泡のイメージがふさわしいでしょうか。

2006年9月6日、ブログ掲載
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