グリーンランド産 ヌーマイト

悠久の時




神秘的だぞ!

ラブラドライト……ではなくて、グリーンランド産のヌーマイトです。
以前、石好き仲間の桃猫さんにヌーマイトの丸玉を見せていただき、その何とも言えない神秘的な美しさにクラクラ。
いつか私もヌーマイト……と思って探し、手に入れたのが写真の石。
ペンダントヘッドになっています。
※桃猫さんちの美しいヌーマイトはこちら

原石系石好きとしては、このワイヤーがちょっくらじゃまなんですけど、ここは贅沢を言いますまい。

さて、このヌーマイト、1982年に発見された、比較的新しい石で、実は、30億年前の岩石なんだそうです。
以前に紹介したポップなゼブラ・ストーンが6億年前、恐竜なんてまだ影も形もなく、化石でおなじみの三葉虫よりさらに古く、エアーマット状の柔らかな体の生き物がやっと生まれた頃でした。
それよりもっともっと遙かに古い30億年前……。想像を超えています。

ラメラな輝き

鉱物としてみると、斜方角閃石グループに属する直閃石(Anthophyllite)とばん土直閃石(Gedrite)という二つの鉱物がラメラと呼ばれる薄い層状になっていて、ラブラドライトに似た虹色の光を生み出しています。
(水晶が混じっていて、ラメラ構造は水晶によるものだとする説明も見かけましたが……?)



拡大すると、層状構造が集まったものだと言うことがよくわかります。

よく似た石は、アメリカでも見つかっているようですが、宝飾品としても仕えるほどの美しい虹色を持つのは、グリーンランド産だけなのだそうです。
自分だけで石を集めていると、どうしても水晶に偏ってしまいますが、いろいろな石好きさんとお話すると、今まで知らなかったような石を教えていただいたり、見せていただくことができて、そこから新たな出会いが生まれます。
これも、石を楽しむひとつの側面であると思います。

……ところで、ヌーマイトについて調べていたら、この石は第7チャクラ(クラウン・チャクラ)に対応するという情報まで出てきました。
チャクラ・ストーンというのは、「え〜っ、こんなマイナーな石まで」と驚くほどいろんな石があちこちのチャクラに振り分けられていますが、誰が決めるんでしょう、こういうことは。

2006年9月11日、ブログ掲載
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