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まりも入り? まりも入り水晶といえば、日本の大分県・尾平鉱山のクーカイト(クーク石)入り水晶が有名です。 ところが、これはブラジル産。前面磨きのポイントです。 中身をよく見ると、日本産のまりも水晶よりもモコモコした感じの「まりも」が水晶の中にふわふわ。 明確ではありませんが、ファントムを形成しているようでもあります。 お店では、このもこもこまりもが何であるかわかりませんでした。 その後、webショップでも見かけたものの、やはり正体不明。 じっくりじっくり見てみた結果……雲母の一種ではないかと推測しました。 この「まりも」よりもやや大きめですが、よく似た感じに丸くもこもこしたフックサイト(クロム白雲母)が付着したブラジル産の水晶を見かけたからです。 意外に知らない水晶 石を売っているお店で水晶を置いていない店はないであろうと思われるのに、意外にも、水晶の成長のメカニズムや発色原因、内包する鉱物についてわかっていないことが多いようです。 本に書かれていることでも、実際現地に行って仕入れをしているお店の人に話を聞くと、「現地で見るのと、仕入れられたものを見ただけで本を書いているのでは違う」とか、「鉱物の世界は何でもありだからね」と言われることがあります。 そういえば、ちょっと前までは「スモーキーにクラスターはない」なんて、今では信じられないようなことが言われていたことがありましたっけ。 研究者ではない「お客である」というスタンスで、いろいろなお店の人から話を聞くことができるのは、案外恵まれているのかもしれません。 2006年9月15日、ブログ掲載 |
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