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見た目とは裏腹に 中国産スティーブナイトです。 スティーブナイトというよりも、輝安鉱と和名で呼んだ方がなじみ深いかもしれません。 アンチモンの鉱物の代表選手で、モース硬度は泣く子も黙る「2」。 メタリックでハードな外見とは裏腹に、へたすりゃツメで傷が付く、ろうそくの炎で溶けてしまう、放っておくと表面が黄色っぽく変色してしまうという、なんともデリケートで取扱注意な石なのです。 今では、湖南省のフローライトとのつながりが興味深かったり、日本の輝安鉱は品質が高くて世界的に有名だと知って、ほほーと思ったりしているわけですが、そういうことを知らなかった当時に、何故この石を買ってしまったのか……。 謎です。 ただ、改めて写真を撮ってみたら、なんとなく思い出したような。 カラーの写真なのにストイックなモノクローム。 ちょっと背筋が伸びるような、硬質で厳しい輝き。 そんなところが目を惹いたのかもしれません。 実際の固さとのあまりのギャップは、ショックですが。 2006年9月24日、ブログ掲載 |
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