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満点? IMAGE2005は、アフガナイト、アフガニスタンのブルー・クォーツ……と、個人的には「青」のショーでした。 では、IMAGE2006は。 ショーそのものが「ほどほどショー」であったことを反映してか、これといって突出した特徴はないような……。 石のグレードと価格を秤にかけて、納得の品しか買いませんでしたが、ミネラルショーの怪物の魔力によって、終わってみれば「ちり積も」状態。 全体的に見てみると、「変」なものでは中国。大きさではインド。安さではマダガスカル……? そんな中で「満点!」の太鼓判を押した石があります。 産地はネパール、ガネーシュ産……とくれば、大好きヒマラヤ水晶。 さぞかし「都庁ダイブ」なすごい石を見つけたのか……いえいえ、そうではありません。 (※「都庁ダイブ」とは、「清水の舞台から飛び降りる」の上を行く一大決心のこと) 太鼓判は太鼓判でも「怪しさ100点満点!」なのです。 通常、私は自分で納得できないものにはなるべく手を出さないようにしています。 たとえば、いくらなんでも高すぎるとか、天然物だと言っているけれど、どうもあやしいとか、面白そうだけど、スピリチュアルな説明しか出てこないとか……。 トルコブルー? しかし、今回は「見るからに怪しい」ことを理由に買ってしまいました。 もう一度、写真をご覧ください。 ガネーシュらしい「ずんぐり系」のフォルム。 そこに……なんと、トルコ・ブルーの付着物。 ミネラルショーらしく、箱にころころ放り込まれたヒマラヤ水晶の中で、ひとつだけ異彩を放つ、この派手な色。 なんじゃ、これは!? 色は見るからに怪しい、人工的な雰囲気たっぷりのハデハデ色。 しかしながら、くっつき方は、塗ったようでもなく、塗った塗料を剥がしたようでもない、微妙な感じ。 しばらく眺めたあげく、お店の人に聞いてみました。 幸い日本語が通じましたが、ネパールの方のようです。 「この、青い部分は何ですか?」 「クローライトです」 そんなわけないだろう! 「緑泥石ということですか?」 さすがに和名は通じません。そこで、緑のクローライトが入った石を持ってきて、 「これと同じものですか?」 すると…… 「ハイ」 ウソだーっ! 信じられない! 内心、天に向かって叫びながら、「これはネタになる」と直感、怪しいのは承知の上で買ってしまいました。グラム20円のミネラルショーだからこそできる技です。 これが真実クローライトで、もしも内補されて水晶が青く見えていたら、都庁ダイブしてしまうでしょうが、クローライトがこんな色になるとは、聞いたことがありません。 顔見知りの石屋さんに見ていただくと…… 「洗剤で、こういう色のがあるよねえ。何か塗ってあることは確かだと思うけど」 洗剤ですか? ネパールでは、こんなハデハデ洗剤で、石を丸洗いしてるんでしょうか? いや……申し訳ないですが、ぼろぼろ崩れ落ちる母岩や緑泥がそのままの石がたくさんあることを思うと、洗っているとは思えません。 何か塗っているというのも、ちょっと腑に落ちない部分があります。 水に溶かした何かを塗って、それが乾いているのなら、青い部分は、もっと薄い皮膜状になると思うのです。 塗るにしても、こんなハデハデカラーを塗る意味がありません。 何より、これひとつがこんな変なことになっているのが不思議です。 いかにも加工ものくさい、自然であるとは見えなさすぎて、加工した意味さえわからない、怪しさ満点のヒマラヤ水晶。 どこかで似たのを見たよという方がいらっしゃったら、是非ともご一報を! 2006年10月3日、ブログ掲載 |
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