あったのか! ガネーシュヒマール産です。ファーデン・クォーツです。 見つけたときは、ガネーシュ・ヒマールにもあるわけ!?……と、思わず目が点。 そりゃあ、このごろヒマラヤ水晶のバリエーションも増えてきて、クローライトの色合いも多種多様、ちょっと前までは目にするのも稀だったルチル入り(角閃石入り)は当たり前のように出てくるし、レーザーもあれば、タビーも、エレスチャルもあるし、スモーキーも、アメシストも、どうやらローズ・クォーツまでもがある様子。 こんな状態ですから、ファーデンがあったっておかしくないのかもしれませんが、だがしかし。 実物を見るまでは、あるとは考えていませんでした……。 ファーデン・クォーツは、薄い板状に成長した水晶が地殻変動によって割れ、その割れた後が再結晶したために、水晶に白い筋が入っているのだと説明されていることが多いです。 ファーデンの名前もこの白い筋に由来します。 ファーデン、つまり「糸」という意味です。 写真の石は、この白い筋の部分からさらに別の結晶が生えてきているのでちょっとファーデンらしく見えませんが、実物をじっくり見れば、やはりファーデン。 私個人としては、ファーデンが、割れて再びくっついた「ど根性水晶」であるという説には賛成できません。(くわしくはこちら) 賛成はできませんが、ちょっと変わった成長の仕方をした水晶であることは確かです。 ファーデンといえば、まずはパキスタン。続いてブラジル、アメリカのアーカンソー……。 そしてネパールにもあったとは。 アルプス・ヒマラヤ造山帯としてよく似た磁気によく似た環境でできた山脈であるアルプスにもファーデンはありますし、パキスタンとはヒマラヤ続きですから、環境が似ているのかもしれません。 ……ということは、今後、もっとファーデンクォーツがでてくるのでしょうか。 わくわく。 2006年10月6日、ブログ掲載 |
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