ネパール産 シトリン?

ヒマラヤの金の光




 ネパール産にない色

ネパール産ヒマラヤ水晶といえば、氷のごときクリアとか、クローライト入りが有名です。
近頃ではガウリシャンカール産のスモーキーや、やや色合いは浅いもののガネーシュ・ヒマール産の
スモーキーも見られるようになってきました。
レアなところでは、淡いアメシストや、くわしい産地はいまいちわからないものの、塊状のローズクォーツもあるのだそうです。

クリアあり、スモーキーあり、アメシスト、ローズクォーツあり……。
ひとーつ足りない色合い、それがシトリン。
ネパール以外も含めて全体で見てみるとスモーキーやアメシストに比べれば、天然のシトリンの産出量は確かに少ないのですけど、ローズクォーツの結晶ほど少ないわけではありません。

シトリンの色合いは、アメシストと同じ鉄イオンだと言われていますから、アメシストが出るのなら、シトリンが出たっておかしくない……はず。

 期待コミで


そう思ったときに見つけたのが写真の石です。
ちょっと色合いは濃いめに写っていますが、見た目にも確かにシトリン色。
しかしながら、黄色く見えていてもこちらのカンチェンジュンガ産水晶や、中国産水晶のように、
表面を鉄かマグネシウムによって天然コーティングされている水晶があります。

天然コーティングの水晶は、コーティングが濃くなっている部分があったり、アクアオーラのように虹色になっているものがあります。
写真の石は、見た限りそういう部分はないようです。

だったらいいな、という期待コミでこれはヒマラヤ・シトリンです!……と言ってしまいましょう。

ネパール産だけでなく、インド産、ギルギット産を含めても、シトリンは少ないです。
インド産でひとつ、あとはチベットのカイラス産で、まるで緑茶のような緑がかったシトリンが出る程度ではないかと思います。
だから、これがネパール産シトリンであれば嬉しい!

さらに、この水晶は、くっついている二つの結晶のうちのひとつは、錐面が一点で交わっていて、もう一方は先端がマイナスドライバーのようになっています。
前者を「陽」、後者を「陰」と見なしてこれを「イン・ヤン・クリスタル」と呼ぶこともあるようです。
これもちょっとおまけのようでお得な気分です。

2006年10月9日、ブログ掲載
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