白か、黒か。それが問題だ。 ナミビアはブランドバーグ産のアメシストです。 ナミビア産のアメシストといえばスタイリッシュな長柱状……というイメージがあるのですけど、この石は、ちょっぴりエレスチャル(骸晶)風味のころんとした結晶がいくつかくっついた形。 しかし、鮮やかな色合いと照りは、なるほどブランドバーグ。 一番外側が透明になっているらしく、そこが全体的な輝きと透明感を一層パワーアップしているようです。 輝きに縁取られていながら、深みと透明感のあるその色合いは、何ものにも代え難い美しさですが、写真に撮る場合は、カメラマンの腕を厳しく問う色でもあります。 光によっては、青っぽくなったり、赤っぽくなったり。 色の補正を間違うと、時には緑っぽく(!?)なったり。 撮影時に黒い背景を使うか、明るい背景を使うかも思案のしどころです。 明るい背景は、表面近くの透明度をはっきり伝えてくれますが、深みのある紫色だけに石の方が暗く沈み込んでしまいます。 ツヤツヤぴかぴかの照りを写すのは黒背景ですが、今度は透明感があだになって、背景の黒を透かしてしまう……。 美人石であるだけに、ブランドバーグ水晶のお気に召す写真を撮るのはいつも以上に難しいです。 ふう。 2006年10月20日、ブログ掲載 |
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