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KURO'S　知恵ノートアーカイブ-21
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たいてい加工されてる天然石一覧（一般的なもの）

パワーストーン（天然石）を買って「これ、本物？」「偽物？」と心配になったことはありませんか？ 実は、天然石で本物、偽物は白黒はっきり分けられません。 ※詳しくはこちらも読んでみてください。 知恵ノート「パワーストーンの本物、偽物について考える。」 というのも、「加工してあったら偽物！」という人もいるし、その石を鑑別に出したら「天然○○石、加工あり」みたいな結果だったりします。 高い石だと「加工するなんて！」と怒る人が多いのに、安い石だと誰も何にも言わなかったり。 実は必要な加工もあったりします。 とりあえず、 この石はこんな加工をされてることが多いよ、という一般的な石（ビーズ）をまとめてみました。 加工は嫌か、それともきれいだったらいいや……なのか、それは人それぞれです。 パワーや効果はどう違う？　と気になるかもしれませんが、加工してない石でも、持てば必ず説明通りの効果があると決まってないので、比べられません。 買ってからがっかりするより、納得して買った方が楽しいと思うので、何かの参考になれば幸いです。 以下は、「実は加工されてるのもあるんだって！」ではなくて、「この石はたいてい加工されてるよ」という加工前提で見た方がいい石を取り上げます。 他にもほぼ加工が確実な石があるかもしれません。情報があれば教えてください。 加工ではなくて人工物……というケースはこちらをどうぞ。 まず。 加工と言ってもいろいろです。 大きく分けると２つあります （１）見た目をきれいにするための加工 （２）ビーズにするために必要な加工 です。 １）見た目をきれいにするための加工 色を鮮やかにしたり、天然では少ないきれいな色を得るための加工。 ビーズは、パワーストーン以外の手芸やアクセサリーに使われる素材でもあるので、加工なんて！……というのは、パワーストーン側の都合みたいなものです。 　石がもともと持っている性質を利用した加工 　　人間でいうと「お化粧」です。 　　あくまでも、もともとの顔だちを活かして綺麗に見せるということ。 　　石の場合は、天然でも起こり得る変化を人工的に起こすということ。 　　石の性質に従って変化させるので、何でもかんでもできるというわけではありません。 　●一般的な加工石 シトリン 鮮やかに黄色いものは、アメジストを加熱しています。 ビーズではたまにガラスや合成水晶も混じっています。 左下写真のように、ひびもなく均一な色合いのビーズは、合成かガラスの可能性が高いと思われます。 アメジスト加熱のシトリンは、ふつう、透明な部分が混じったり、ひびが入ることが多いです。 カーネリアン 天然で真っ赤なカーネリアンは多くないので、多くは色がついていないカルセドニーを加熱して赤くしています。 ※中に含まれる鉄分が過熱によって錆びて赤くなります。含まれる鉄分は均一ではないので、できあがりには色むらがあります。 この場合、赤い部分がカーネリアン。オレンジやもっと色が薄いものはカーネリアンと呼べません。 加熱で赤くなったものはカーネリアンですが、染料で染めたものはカーネリアンと呼べません。赤瑪瑙、レッドアゲートとして区別します。 レッドタイガーアイ 黄色いタイガーアイを人工的に加熱して赤くしています。 天然で赤いのもわずかにありますが、そういうのは産地名を冠して特別に売られているので、普通にレッドタイガーアイとしてビーズで見かけるのは加熱です グリーンアメジスト、オウロベルデ（オーロベルディ） アメジストやメタモルフォーゼス（ミルキー・クォーツの一種）に放射線を照射したのち加熱しています。 上の写真はオウロベルデ/オーロベルディ 下がグリーンアメジスト ※厳しく言うと、天然でグリーンのものだけがグリーンアメジスト、加工して緑にしたのはグリーンクォーツと呼ぶようです。   真っ青なトパーズ 放射線照射で無色のトパーズを青くしています。天然のブルートパーズもありますが、たいていは淡い青で、真っ青なのは放射線照射とみていいでしょう。 加工されているという話は聞くけど、どれくらいの割合かわからない石 　ヘマタイト 　ビーズは合成だ……と言われるけれど、本当にそうなのか、天然のもあるのかわかりません。 　スモーキークォーツ、モリオン 　ビーズはほとんど加工されている……というけど、天然でもけっこうたくさん採れるものなので、 　加工してないのもある程度ありそう……。

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