八角形の面を持つ水晶 クリスタル用語で、グラウンディングという言葉があります。 グランディング、グラウディングいろいろ表記のパターンがあって、私自身、気分でいろいろ使っちゃっています。今回は、一応まじめに調べてみて、綴りも「Grounding」だし、「グラウンディング」と表記してみます。 「グラウンディング」は、「大地に足を着けること」という意味合いで用いられていることが多いようで、転じて「精神面だけでなく肉体面(現実面)も意識する(させる)」というような意味合いで用いられている……と理解しています。 ヒーリング・ストーンの分野においても、スモーキー・クォーツや、ボージー・ストーン、ヘマタイトやレッドジャスパー、ルビーなど、ちょっとゴツめで不透明、あるいは赤い(鈍い赤、深みのある暗めの赤)石が「グラウンディングのパワーを持つ」と紹介されていたりします。 しかし、今回調べてみた「グラウンディング」は、メイン・フェイス(一番大きなファセット(錐面))に八角形の面を持つと規定される、「マスター・クリスタル」の一つでもある水晶のお話です。 面の形や全体の特徴ある形を一つのシンボルとして意味やパワーを見いだす「マスター・クリスタル」には、イシスやダウ、カテドラルなどいろいろありますが、その中で八角形のフェイスを持つ「グラウディング」は、やや影が薄いかもしれません。(私がそう思っているだけかも) 意味合いを調べてみると、 「問題を見据え立ち向かうために、現実に根付くよう導く、大地の力を持つと言われる」 (諸説あるので、一般的と思われる意味合いをまとめました) ……というような感じで、やはり大地に根付くとか、肉体(現実)を意識するような意味づけがなされているようです。 どうして八角形? さて、ここで疑問です。 最初に挙げたような、ゴツめで渋い色合いの石や深い赤の石が、大地や肉体をイメージさせ、それにつながる意味づけがなされるのはわかるとしても、何故に八角形が「グラウンディング」なのか。 まさか、七角形の面は、「チャネリング」だの」「レシーバー」だの「ダウ」だの、いろいろ意味合いが重なったので、一つ多い八角形で……というわけでもないでしょう。 さらに言うなら、同じ水晶でスモーキーが「グラウンディングの石」ということになっているのですから、わざわざ面の形を持ち出して、グラウンディングの意味合いを背負わせなくてもいいような気もします。 なのに、なぜ八角形が「グラウンディング」なのか。 どこのクリスタル用語集を見てみても、「八角形の面を持つ水晶である」「大地の力を持つ」という意味しか見あたりません。 私の当初のイメージといえば、「八角形」→「八卦」→「風水盤」→「風水」→なんとなく大地……で、イシスとかエジプトの神様の名前も使われるくらいだから、ついに中国(アジア)のイメージにも手を出したのか〜……というもので、(↑このころは、まだ、イシスの意味合いがわかっていなかった)かなりとんちんかんな誤解をしていたのです このたびわかった八角形の面を持つグラウンディングの意味とは…… キリスト教世界においては、八角形は神(天)を表す○と、大地を表す□の中間にあるものと見なされ、イエスの象徴であるとされているそうです。 また、キリスト教、イスラム教の聖地・エルサレムにあったソロモン宮殿の土台は八角形に形作られていて、これをイエスの再臨にそなえての礎石(グラウンディング・ストーン)と見なし、八角形のフェイスを持つ水晶に「グラウンディング」のイメージを込めたのだというのです。 また、イシスの名を持つ水晶の五角形が、5つの辺に囲まれた単なる図形ではなく、エジプトの女神イシスと同一視される星・シリウスを表す★のシルエットであるように、八角形もまた、エルサレムのソロモン宮殿を本拠地としたテンプル騎士団のシンボル・「テンプル十字」のシルエットであるそうです。 |
なるほど……というわけで、ここで終わってもいいのですが、もうちょっとつついてみたいと思います。 ……というのも、この八角形のグラウンディングの意味を知ったとき、スモーキー・クォーツやそのほか一般的に「グラウンディングに良い」と言われている石と、ヒーリングで言われるところの「グラウンディング」と、八角形に意味づけられたグラウンディングは、それぞれニュアンスが違うのではないかと感じたからです。 |
●その2へ続く |
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