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「レムリアンシード」のバリエーション

レムリアンシードは、クリスタルヒーラー・K・ラファエル氏が名付けた、
カブラル山脈産のうっすらピンク
(ピンクでないものもあるが)で、一面置きに横筋(レムリアンリッジ)が
現れている水晶のこと……だと思っていたのですが、よーく見てみると、
いろいろな人がいろいろな水晶を「レムリアンシード」と呼んでいるようす。

でも、横筋があれば何でもレムリアンには反対!

ブラジル産レムリアンシード(最初に出たもの)と、ロシアン・レムリアン以外は、誰が、なぜレムリアンシードだと判別したのか詳細不明。もしかして、「横筋があったらレムリアン!」というノリではないかと密かに心配しています。
いったいどうしてレムリアンなのかが不明なものが多いので「レムリアンシードだって!」と飛びつく前にちょっと待て。冷静になって右左。じっくり考えて判断しましょう……。レムリアの伝説についてはこちら

横筋があれば何でもレムリアンというわけではないのは当然ですが、最近は横筋をレムリアンシードと解釈している人もいるようで、「柱面にレムリアンシードが出ています」というとんでもない説明を見かけます。
レムリアンシードの横筋はレムリアンリッジ、それ以外の水晶の横筋は成長線または線、パワーストーン的にはバーコードと呼ばれたりもします。
レムリアンシードとして買ったわけではないいろいろな水晶が、
いつの間にかレムリアンと呼ばれている例が多発中。
いったいどうしていつの間に、レムリアンにされたんでしょう!?


パワーがわかる人なら、すぐにわかるんでしょうが、私はそうはいかないので、
個人的見解でまとめてみました。

本家(?)レムリアンシード
カトリーナ・ラファエル氏が命名。初期に出回っていたタイプ
一番最初に出回ったタイプのレムリアンシード。
すっきり単晶で、複数の結晶がくっついているものは少なく、表面はややマット。一面おきにくっきりとしたレムリアンリッジ。
うっすらピンクのものと、あまり色を感じさせないものがある。
他のタイプのレムリアンシードが出てきたことから、最近ではピンク・レムリアンシードと呼んで区別することがある。

最近みかけるようになったレムリアンシード

いずれも産地はカブラル山脈とのことだが、
カトリーナ氏がこれもレムリアンシードと言っているかは不明。
2005年後半くらいに、従来の採掘地からやや離れたところで見つかるようになったという「ニュー・レムリアンシード」。レムリアンリッジは目立たず、白〜ピンクのガーデンっぽい付着物・内包物が見られる。
これをInner Transition Lemurian Crystalsと呼んでいる例あり。(参考:海外サイト
2007年10月のIMAGE展で初めて見つけたシトリン・レムリアンシード
渋い色合いのシトリンで、見かけたものは小さい結晶でDTのものも多いようす。

カブラル山脈産とのこと。
ピンクにやや遅れて出回り始めたスモーキー・タイプ
あまり濃い色合いのものはないようす。レムリアン・リッジが目立たないものもある。錐面が磨かれているものも多い。
2007年ツーションショーで紹介されたという「レムリアン・ドリームシード」
レムリアンリッジは目立たず、くっきり白いファントムまたはガーデンが入る。
ドリームシードと同じ頃に紹介された、緑のファントム入りの「レムリアン・ヒーラーファントム」
※写真はヒーラーファントムとして売られていたものではなく、産地も不明(ただしブラジル)だが、見かけが似ているので
参考として。
レムリアンシードにもファントムが入っているものはある。
同じような見かけのものが、まとまって見つかると、改めて名前が付くようす。
決め手は「量」?……何だか複雑な気持ち。
最近見かけるようになった……と言ってもいいのかどうかちょっと迷う「オレンジ・レムリアンシード」
初期の頃にも出回っていたかもしれないが、「オレンジ〜」と呼ばれるようになったのは最近だと思う。
レムリアン・リッジ(横筋)がはっきりしないものが多いようす。
かなりきれいなオレンジのレムリアン。
最近、(2010年6月)同じく天然コーティングでオレンジではなく黄色く見えるものが出たらしく『タンジェリン・レムリアンシード ’グ レートサン(偉大なるレムリアの太陽)’』という、かなり張り切った名前が付けられているけれど、オレンジがあるなら黄色があっても不思議じゃないな……と思ってます。
とりあえずタンジェリンというならオレンジ色希望。
レムリアン・ゴールデンヒーラー
2010年に出回った、表面が酸化鉄で華やかな山吹イエローに天然コーティングされたタイプ。
この手の石は、表面ががさがさしやすいため、レムリアンリッジがない面が磨かれていることもある。写真の石も部分的に磨かれている。
ヘマタイト入りレムリアンシード
ヘマタイトの小さなかけらが内包されたもの。
石によっては錐面近くに黒い(濃いグレー)ファントムを持つものもある。レムリアンリッジはあまり目立たない様子。
産地はカブラル山脈だが、こうなるとどこまでレムリアンシードと見るべきだろうか。
レムリアン・ライトニング
レムリアンシードの産地は、ライトニング・クォーツの産地であるエスピニャッソ山脈から枝分かれしたカブラル山脈である。よって、このとおり、レムリアンシードでかつライトニングでもあるという水晶はあるわけです。
レムリアン・ライトニング
今から6年ほど前(2005〜6年くらい?)にレムリアンシードの鉱床で見つかった、全面を鑿で削ったような水晶。わずかに落雷痕を示しているものがあり、このガツゴツしたようすが、落雷によるものだとわかったらしい。
普通のライトニングとは、何らかの条件が異なるのだろうか。

※おなじ見かけの石を内包物を角閃石としているところもあった。
「ルチル入り」
見かけはあまりレムリアンシードっぽくはない。(左写真)
見かけたものは表面が、ややマット。柱面にレムリアン・リッジ(横筋)はなし、一部、母岩が内部に食い込んでいるものもあり。
ルチルは極細いものが全体にふわりと入っていて、光に透かすと美しく光を反射するが、普通に置いてあるだけではレムリアンシードの中でも地味に見える石。

産地はカブラル山脈とのことだが、見た目あまりレムリアンっぽくないので、レムリアンではないと言う意見もあり。
写真は小さなポイントでぎっしりルチルが内包されている。
右は

産地がいまいちはっきりしないが(ブラジルのミナスジェライスあたり)、ルチル入りで、横筋入りうっすらピンクで、見かけはかなりレムリアン


ブラジル産だが、カブラル産ではないかもしれないレムリアンシード
2007年後半からネットショップ等で見かけるようになった「ゴールデン・レムリアンシード」。実際に見かけたものはスモーキー・シトリンの色合いだったが、ネットショップではもうちょっと淡いシトリンカラーも見かける。

この色については、単にブラジル産、ミナスジェライス(州)産、ディアマンティーナ産の表記を見かける。逆にカブラル山脈の表記を見かけないように思うので、個人的レムリアンシード判定は保留中

ロシアンレムリアンの命名者、キャサリン・クラコリーチェ氏が命名したもので、同じ「ゴールデン・レムリアンシード」の名前がある。
これは、Crystal Cave社がロシレムと同じく「Crystal Cave」の名前の元で販売しているようなので、その表記がない「ゴールデン・レムリアン」が同じものなのか、ロシレムに対するチャリャビンスカヤ産(つまり、産地はほぼ同じだが、Crystal Cave社の認定を受けていないもの)なのかは不明。
このほか、コリント産・ミナスジェライス産の水晶がレムリアンシードの名前で売られていることがある。
見かけはあまり似ていないのもあるが、中には本家以上にレムリアンシードっぽい美しい水晶もある。
売っている店の人に聞いたら、「コリント産。レムリアンシード!」と言われてしまった。
あまりに堂々と言われたので、思わず「そうか……」と納得しそうに。

キャサリン・クラコリーチェ氏命名のレムリアンシード
●ロシアン・レムリアン
(※ただし写真はチェリャビンスカヤ産でロシレムのシールはなし)
ブラジルのレムリアンシードの名付け親とは別人・Crystal Cave社のキャサリン・クラコリーチェ氏による命名。ロシアのウラル山脈のブルー・エンジェル(?)産の水晶で、キャサリン氏が認めたものでなければほぼ同じ場所の水晶でもロシアンレムリアンではないそうである。

……でも、クラコリーチェ氏の認定がロシアンレムリアンのパワーをつけるわけではないと思うので、これだけが本物!と言い張るのも変な気分。
●ロシアン・レムリアン
(購入時のメモを見たらロシレムだったらしい。ただし、Crystal Cave社のシールはなし)一時期、スモーキーのレムリアンも出回っていたらしい。
本当にロシレムなんだろうか……?(個人的にかなり疑問。
ウラル・レムリアン
2009年に登場した「レムリアン」。
すでに、トレードマークとも言うべき横筋すらなく、透明石英のかけら状。
「表面部分を取り除き、中心のクリアな部分のみを取り出したもの」だそうだが、多のレムリアンではそのような加工はされることが無く、なぜウラルレムリアンのみ透明な部分を取り出さなければならないのかの説明は無し。
形を見る限り、元が結晶の形であった可能性は低く、塊状のものを砕いたと思われる。
誰がどんな理由でレムリアンと呼んだのかも不明。
産地は……公表しないという条件で教えていただいたが、私が見るところでは、ロシアンレムリアンの産地と思われる場所からはウラル山脈の端と端と言いたいくらい離れている。
●ゴールデン・レムリアン(写真なし)
最近見かけるようになったもの(たぶん)。コリント産らしい。
クリスタル・ケイブ社の表示がついている。
見た目はカブラル山脈産と言われたシトリンとそっくり。
このほか、同じくキャサリン・クラコリーチェ氏が命名したというブラジル産水晶に、シリウス・クォーツガイア・クォーツというのがあるらしいが詳細不明。

世界各地の「レムリアンシード」!?
誰が名付けたかレムリアンシード。もしかして見かけが似ているからなのか。
何か理由が(ヒーラーのインスピレーションでも)あるならともかく
横筋がある→だからレムリアンシードというのは個人的に却下。
●マダガスカル産

たしか2005年頃に、ミネラルショーで買ったもの。表面はピカピカだが、うっすらピンク〜オレンジ、内部にルチルのファントム入り。
そもそもレムリア大陸説が提唱されたのはマダガスカル〜インド洋のあたりなので、マダガスカル産の水晶こそレムリアンシード!……という意見は、ある意味正しいかも、と思ってしまう。
そういえばこれ以後「マダガスカル産レムリアン」を見かけない……。


※2008年12月、水晶ではないがレムリアン・ゴールデンオパールというのが紹介された。(ヘブン&アース社)
●コロンビア産
最初は産地表記無しで単に「コロンビア産レクリアンシード(エメラルド鉱山で採れたんだって、と言う噂付き)」、次にエメラルドの大産地ムゾ産とされ、いつの間にか「サンタンデール産」もレムリアンシードと言われていた。
サンタンデール産は持っているけど、つの間にレムリアンになったんだ。というかんじ。
(写真は左から、詳細産地不明コロンビア産レムリアン、ムゾ産レムリアン、サンタンデール産レムリアン)

なんだかな〜と思っていたら、かのヘブン&アース社が、「コロンビア産レムリアンシード」に「コロンビアライトクリスタル」と名前を付けたらしい。
またですか。後付で別の名前を付けるのは、ややこしいのでやめていただきたい。

そもそもコロンビアの横筋付き水晶がなぜレムリアンとわかったのか」最初に言い始めたのが誰なのかが不明。

情報募集中!(単に横筋付きだからレムリアン……は認めません!)
●ペルー産

最初、画像を見かけなかったのだが、最近どのようなものかが明らかに? ……って、コレですか!?

左はモリブデナイト入り(海外サイトではモリブデナイトが入っていないものもレムリアンシードとして売られている)。右はフローライト付き。どちらもレムリアンシードとして買ったわけではありません。いつの間に、レムリアンシードになっていたんだ……。
●モザンビーク産(写真なし)
別名(?)をソウル・シェパードと言うらしい。
記述を呼んだが、いまいちよくわからなかったので、英語に自信のある方どうぞよろしく→海外サイト

見た感じでは、うっすらスモーキーシトリンっぽい色合いで、柱面にレムリアン・リッジはなし。見た目ではレムリアンシードっぽくないものだった・


以下は、レムリアンシードと言っちゃいけないんじゃない?
……といいたい石達です。
中国産でレムリアンシードというのも見かけたことがある。
写真はカイラス産。レムリアンシードとして売られていたわけではないが、なるほどそっくり。
でも
似ているだけでレムリアンシードと呼ばないで欲しい。
ネパール産、いわゆるヒマラヤ水晶。ヒマラヤ水晶で「レムリアンシードが入っています」という説明はあんまりだと思うんですが……。どうやら柱面に横筋が現れている、と言いたいようす。
多分レムリアの記憶は入ってないでしょう(笑)

写真の石には、レムリアンシードの説明が付いていたわけではありません。
●一番ショックだったのは、国産水晶でレムリアンリードの説明。
ネットショップで見かけた石は、柱面に横筋があるだけで、形は本家レムリアンシードに似ても似つかなかった。写真の石は乙女鉱山産。こちらの方がまだしもレムリアンに
似て見える。
もちろんレムリアンシードと呼んではいけない。

※レムリアンシードの名前の由来へ
写真および文章の無断転載・転用はご遠慮下さい。


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