ネパール産 ヒマラヤ水晶

ヒマラヤン・エレスチャル




 エレスチャルもある

ガネーシュ・ヒマール産のエレスチャル!
ヒマラヤ水晶も長く継続して追いかけていると、微妙にその形態や色合い、内包物にはやりすたりというか、移り変わりが見えてきます。
私が知っている初期のころは、ずんぐり型でもかなり透明ぴかぴかが多く、かきあげクローライト入りクラスターも比較的見かけたような。 逆にルチル入りといわれた実は角閃石かドラバイト入りのものはほとんど見かけませんでしたが、最近はかなり見かけるようになりました。
淡いスモーキーやヘマタイト入りも最近の産出であるように思います。

そして、エレスチャルも最近の産出です。
以前は、層状のエレスチャルをわずかに見かける程度で、ヒマラヤのエレスチャルともなればかなりレアだったのですが、最近は、ごつごつ複雑な形状のエレスチャルらしいエレスチャルも見かけるようになりました。

 
納得できるものを!

自他共に認める「珍しもの好き」の私のこと、「おお〜、ヒマラヤン・エレスチャル!」と飛びついてしまうところなのですが、なぜかここで無意識ストップ。
わずかに水入りなどは買ってみたものの、思ったほどにはエレスチャルに飛びつきませんでした。
中にはほんのりアメシストのものもあったりするのに……。

なんだか、大好きなヒマラヤ水晶なんだから、単にごつごつだけじゃなくて、納得できるものを……なんてことを考えたのです。
アメシストタイプを見送り、手頃な大きさで半分クリア、半分半透明の美人エレスチャルを見送り(このときはすでに別のを買った後で、お財布が吹雪でした)、じっと我慢で探し続け……。
このたびめでたくゲット!
いやもう、堂々たるごつごつっぷり。エレスチャルっぷり。
産地がガネーシュ・ヒマールということをさしおいても、かなりいい線を行っているエレスチャルだと言えましょう。 どこかがが大きく破断面になりがちなエレスチャルにあって、破断面はあちこちあるものの、ほとんど目立たない器量よし。 しかも両端に先端を持つDT(両錐)結晶です。
中心となる結晶は白濁し、その上にセプター状に結晶した部分は、やや透明度を増していて、骸晶らしい層状の部分も見て取れます。

長さは7.5センチ、手の中に握るのにほどよい大きさ。
ほかの石を見ながら、ずっと握りしめていたので、会計をするころには、すっかりあたたまっていました(笑)。
見つけたのは、例によってお店の棚の隅。 もう、棚の陰、棚の裏といってもいいくらいの隅っこです。
こういうところにこそ、お宝があるんですよねえ〜。
お店の隅っこ万歳。

2007年4月24日、ブログ掲載
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