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 (産地不明) フローライト丸玉

たった一度だけのマザー・アース





こんなところに地球が隠れていた

いきなり、当ホームページのタイトルの入った写真ですが、これは、同名のブログのタイトルに使っていたものです。
モデルの石はフローライト。実物は、水色と青、そして少し緑が混じった丸玉です。
この画像は、よく「地球みたいですねー」と
われるのですが、私はこの写真に「地球」という名前を付けませんでした。

この写真を撮ったときには、
すでに「マザー・アース」と名付けた写真があったからです。




「マザーアース!」

奇しくも同じフローライトの丸玉を撮った写真なのですが、デジカメのモニターにこの画像が映ったときから、この写真は「マザー・アース」でした。
実物はちょっと青めのフローライト。そのまま見る限りでは、地球には見えません。
それが、画面上の方からペンライトで照らしたとたん、

「これは、地球だ!」

海もある、陸地の緑も見える、豊かな大気を現す雲もある。
……驚きでした。
今見ると、立体感も出せていないし、ペンライトによる無理矢理の撮影なので、画面も若干荒れているのですが……。


なぜか1度だけ

今ならもっと立体感を持って撮れるはず、と、なんどか挑戦しても、不思議なことにこのときの「マザー・アース」を再現することができません。
同じようにペンライトで照らしてみてもダメ、光源を変えてみてもダメ。
窓際で日光を入れてみてやっと、タイトルの画像が撮れたのですが、「マザー・アース」と比べると、地球っぽさが足りないのです。
風景や人物写真ではないのだから、同じように撮れば同じ写真が撮れるはず……と言うもくろみははずれました。
石の写真も、そのとき、その瞬間でしか撮れないものがあるようです。だからこそおもしろいとも言えますが、後になって、もっと大きな画像で撮っておけば良かった……とか、惜しい、ホコリが付いている! もう一度、ということもちょくちょくあるので、困ることもしばしばです。
たった一度、シャッターを切る一瞬に現れた石の中の、母なる地球。
いつかまたもう一度、カメラに納めてみたいと思っています。


(2004年7月20日ブログ掲載)

 

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