メキシコ産 ブルー・クォーツ

青、ふたたび




 存在しない青

青い水晶は存在しない……正しくは、シトリンやアメシスト、スモーキーのように、結晶の構造によって色づいて見える青い水晶はありません。
水晶の色は、厳密に言えば水晶に含まれる別の鉱物による色、インクルージョンによって青く見えています。
インクルージョンによる色であれば、他にも赤や緑がありますが、とりわけ青い水晶は魅力的……だと個人的には思っています。

これまで、青い水晶というと、スペインのマラガ産のアエリナイトという鉱物のインクルージョンによる青水晶が有名でした。
近年、ブラジルでインディコライトのインクルージョンによる青水晶がまとまって出たらしく、昨年から今年にかけて、比較的見かけるようになりました。
そのほかにも私が知る限りではパキスタン、スイス、コロンビア(←ラベルではブルー・クォーツでも実際は灰緑色)などがあります。

そんな青い水晶にもう一つの産地が加わりました。

メキシコです。

青といっても一部分ですが、おそらくインディコライトと思われるものが放射状に広がって、水晶の一部を青く染めています。
水晶そのものも、割れた破片に見えますが、ちゃんと結晶の形をしていて、背面にはパイライトもくっついています。
2005年のツーソンショーの戦利品です。

 それをいつ手にするか。

ブラジル産のインディコライト・インクルージョンの青水晶は、まとまって出回る前に少量売られていたものを見つけました。
今回もこの石を皮切りに、メキシコ産青水晶が出てくるでしょうか。

石の産出量というのは、なかなか読むことが難しく、稀少品だといわれていたものが、あとになってどっと産出し、価格が一気に庶民的になったものもあれば、出ることは出ても値段が跳ね上がってしまうもの、ごくわずか採れたきりで幻となっているものもあります。
もうでない、もうでないと言われながら、それでも流通し続けている石もあります。

実は、ブラジル産のインディコライト・インクルージョンの青水晶も、すでに出なくなったと噂できいたのですが、どうなることか……。
新たに発見されたというふれこみの石を、どのタイミングで手にするかというのは、なかなかに悩ましい問題でもあるのです。

(2005年3月11日、ブログ掲載)

 

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