マダガスカル産 グリーンファントム・クォーツ

春の気配の色




春の気配の色

日本の首都東京といえど、私が住んでいるあたりは23区外、天気予報を見るなら「東京」よりも「八王子」かな? というあたりなので、木々が豊富です。
もちろん、以前住んでいた中部圏の海辺の山の中は、まさしく「自然のど真ん中」でしたから、それに比べればずっと立派に「まち」ですが、それでもちょっと歩けば畑もあるし、林も、公園もあります。

家から歩いて5分ほどのところに、公園なのか、ただの林なのかwからないところがあります。
生えているのはほとんどがクヌギ。冬の間はきれいさっぱり葉を落として枝ばかりでしたが、桜が散りかけた頃からなんとなく緑がかって見え始めます。
そ春の陽射しに照り映える命の芽吹きの色といえば、以前に紹介した緑鉛鉱かな……と思うのですが、若葉が開く直前、まだ葉の形はみえないのに芽がほころびはじめ、枝先がほんのり緑に煙る頃の色と言えばこの石を思い浮かべます。

マダガスカル産のグリーンファントムです。

さわやかグリーン・ファントム

グリーンファントムというと、緑泥によるものが一般的ですが、これはフクサイト(フックサイト/クロム雲母)による緑。緑泥の豊に深い緑とは違う、パステル系の緑です。
(フクサイトが泥質鉱物へ変化したセラドナイトだとする説もあります。)
水晶の中にさわやかな緑のファントムという取り合わせは、とても美しいものなのですが、この石はちょっと変。

ファントムと言えば、ファントムといえなくもないですが、どっちかというとセプター水晶です。
ふつう、セプター水晶では土台になった水晶のうえに、どんな状態で別の水晶が結晶しているのかは見えませんが、この水晶の場合はばっちり。こんな風になっていたんですねえ……

どうやら、水晶の上をフクサイトが薄く覆い、その先端にさらに透明な水晶が結晶したのでしょう。
水晶の成長のある一時期だけ、水晶のまわりにフクサイトがあった……というのもなかなか奇遇な巡り合わせです。
さすが不思議の島、マダガスカル。

(2005年4月25日、ブログ掲載)

 

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