中国産 水晶クラスター

その名は、大熊猫。





第三のあだ名水晶

個性的に過ぎて既存の用語では説明しきれない「へんてこりん水晶」に対して、我が家ではつつしんで「あだ名」を進呈しています。
これは一種の「称号」ですから、ちょっとやそっとでは進呈できません。あだ名がつくということは、見た目はもちろんその成長過程も特異だと想像される、筋金入りの「へんてこりん」である証なのです。
コロラド産の「二人羽織」、ダルネゴルスクの「アスパラガス」……そしてここに3つめの「あだ名持ち」が誕生しました。
その石の形状は、クラスター。
形そのものを見る限り、これといって変なところはありません。
底面が13.5mm×74mm、高さが42mmですから、これも尋常です。
どこが変かというと色……というか、その付着物でしょう。
正しくは、その付き方。写真をじっくりご覧下さい。

なぜ、黒い?

おわかりのように、結晶のファセット部分にだけ、黒いものが付着しているのです。
この黒いものが何かは、お店の人にもわからないそうです。石墨かタール、もしくはマンガン……?
細かく見れば、一部柱面にも付着しているのですが、柱面のは、「こびりついている」という感じ。こすれば落とせないこともなさそうです。
それに対してファセット(錐面)は、こすってもとれそうにない付き具合です。
上から黒いものがふりつもったのではない証拠に、あっちこっち違う方向を向いた結晶のファセット部分だけが黒いのです。
爪楊枝の先端ほどの結晶でさえも、ファセット部分がまっ黒。
これは変!

いかにも私好みのへんてこりん水晶です。
この色合いに、産地が中国とくれば、あだ名は決まったも同然!

第三のあだ名水晶
「パンダ」(大熊猫)の誕生です!
……と、興奮するのもここまでにしておいて……。
無理は承知で、なんでこんなへんてこりんなことになったのか、ちょっと考えてみたいと思います。

水晶の錐面は、不純物がくっつきやすい?

結晶の柱面にはほとんど黒いものが付着しないのにファセット部分にだけ付着しているのはなぜか。
(1)ご苦労にも誰かが塗った
(2)全面に付着しているのを、ファセット部分だけ残して剥がした。

……冗談です(笑)。
むちゃくちゃ小さい結晶のファセット部分も黒いのですし、全体としては「きれい」ではありませんから、手間を掛けてつくった可能性は低そうです。
(でも、「緑水晶」やヘモミファイトなど、中国産の偽物騒動があったので、中国産、と聞くと心配になっちゃうことがあります)
あ、ちょっと脇道に逸れました。ともかく人為的なものではないとすると、
(3)ファセット面には、付着物がくっつきやすい特性がある
ということになりそうです。
でも、そんなことってあるのでしょうか?
いろいろ考えてみたのですが、ヒントになりそうなものがあります。
「レコードキーパー」です。

レコードキーパーは水晶の成長の痕跡

レコードキーパーは、ときおり、水晶のファセット面に見られる、三角形の凹凸です。
スピリチュアル……というかニューエイジ的な意味合いでは、アトランティスだかレムリアだかのの情報がインプットされていると言われているそうです。

同じものを鉱物学的には、「成長丘」というのだそうです。これは、文字通り水晶の結晶の成長点のことです。
(くわしく言うと、凸状の三角形は成長丘、凹状の三角形は、酸やアルカリ性の熱水によって浸食された「食像」です)
要するにレコードキーパーは、水晶が成長している印のようなものですが、これがファセット部分にのみ見られると言うことは、水晶はファセット部分において著しい成長を見せているということになります。
もちろん、成長するにつれて結晶そのものも太くなりますが、幾重にも重なったファントムを見ると、ファセット部分の成長が大きいようです。
……とすると、水晶のファセット部分においては、その分子構造からして何かが付着しやすくなっている……という可能性もあるように思うのですが、いかがでしょう?
だとすれば、ファセット部分だけがくっきり黒くなっているのも説明がつきそうな気がするのですが……。

(2004年8月17日ブログ掲載)

 

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