マダガスカル産 スモーキー・タンブル

小さくて丸い夜空





密かなる勢力

「どこの石が好き?」と聞かれたら「ヒマラヤとロシア!」と即答しちゃいますが、ハタと気が付くと、ひたひたと勢力を増しているのが、マダガスカルの石です。
マダガスカルで一番身近な石というと、スターローズクォーツかと思うのですが、そのほかにもキャンドルクォーツや、ホランド鉱入りの水晶、水晶以外ではセレスタイトなど、気が付くとマダガスカル産の石、ということがよくあります。

好きなだけに「ヒマラヤだから」「ロシアだから」という理由で石を買っちゃうことがあるのに対し、まだ「マダガスカルだから」という理由で買う気にならないのは、自分の中でマダガスカルの位置づけがはっきりしていないせいでしょうか。
まだ勉強中で扱いが微妙なマダガスカルですが、スモーキーのタンブルにご登場願いましょう。
マダガスカルのスモーキーというと、アンジョジョラベという場所のものが有名らしいのですが、この石は違います。
本当は原石が欲しいんですが、なかなかないんですよねえ……。
ぼやきはさておき、写真を見ていただければ、私がこの石を買っちゃった理由がおわかりいただけることでしょう(笑)。

透明なのに向こうが見えない

ちょうとウズラの卵くらいの石なのですが、店頭で見たときは透明度が高そうなくせに向こう側が見えない「変な石」でした。
それが理由になって買ってしまったのですが、家に帰って強い光に当ててみて向こう側が見えない理由が判明。
中に黒い雲のような色の濃い部分があったのです。しかも、その黒い部分は右上の写真に写っているとおり、全体的に入っているのではなく、層状に入っているようです。
そして……左下の写真をよ〜く見ていただくとわかるように、雲状の黒い部分には、なにやらつぶつぶしたモノが混じっています。
それが光によっては星のように輝くのです。(右下)
パイライトかと思ったのですが、ルーペで見る限り、小さなクラックのようにも見えます。
石の表面には原石状態の凹凸由来と思われる欠けやひびが見られるので、おそらくエレスチャルのような複雑な塊状の石だったのでしょう。

実はこの石、透明なのも、少し色が付いた程度のも含めてころころ箱にはいっていた中から見つけました。
このごろは、特に「変な石、変な石……」と目の色を変えて探さなくても、ふとした拍子に変な石に出会います。変な石センサーが鋭く働いているのでしょうか?
(2004年8月19日、ブログ掲載)
 



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