大きいか、小さいか 青い石第3弾です! ご存じのように、私は原石派。結晶の形にはどきどきします。 まあ、大きさは手のひらに乗るほどであればいいので、何が何でも大きな石!……ということはありません。 とはいえ、あまりにも小さいとなくしそうだし、色も本来の色が出ないし、それなりの大きさは欲しいもの。 ところが……今日の石に限っては小さい方の結晶に軍配を上げます! なぜなら……この「青」に出会うためには、結晶が小さくないと光を透さないんです……。 アズライトというと不透明なものを見かけるのですが、結晶も産出します。 モロッコ産にはきれいな結晶があるようです。あと、アメリカ産でもマラカイトと共生して、部分的に結晶しているものを持っています。 不透明なアズライトは、見るからに「青」ですが、結晶の方はパッと見には「黒」。よーく見るとそれが濃い青であることがわかります。 心の底にとどく青 黒く見えるほど青いアズライトの色を写すのはなかなか大変。いつもの黒い背景から白い背景に変え、太陽光に加えて背景からの反射光まで利用して、ハレーションをおこすデジカメをなだめながら、身長に写します。 なにぶん小さい石なので、別売り拡大レンズを付けての撮影です。なかなか合わないピントを合わせるために、思わず肩に力が入り、勢い余って息まで止めてしまうような撮影ですが、この青が写せれば苦労のし甲斐があります。 アパタイトがどこからともなくやってきた青ならば、これは探し求めて得た青。 海の中が青いのは、青い光が光の中で最も深くまで届く光だからだそうですが、もしかしたら心の一番奥まで届く光でもあるのかもしれません。 なぜなら、命が生まれ、こうして私たちが生きている地球も「青い星」なのですから。 (2004年11月18日、ブログ掲載) |
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