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第2の「あだ名水晶」 「二人羽織水晶」に続く第2のあだ名水晶をご紹介します。。 この石は、ロシアの沿岸州ダルネゴルスク産のヘデンベルグ輝石を含む緑水晶で、私をロシア水晶にハマらせるきっかけとなったと言っても過言ではありません。 写真は、そのへんてこりんぶりを見ていただくために石の各部分を写してみました。 この石、パッと見からして「水晶?」と念を押したくなるような姿をしています。 水晶の基本スタイルである六角形なんてどこにもありません。 「セプター」とか「カクタス」とか「キャンドル」とか、へんてこりんな形の水晶のための用語はたくさんあるのに、どれひとつとしてこの石には当てはまらないようです。 同じダルネゴルスク産で、もっと緑色の濃い不透明な水晶がありますが、表面の結晶具合はまるで違います。 この石は、アップ写真でもわかるように、「超立体レコードキーパー」とでも言いたいような三角形の面に覆われているのです。 謎の「根っこ部分」 しかも……ご注目いただきたいのは本体から枝分かれした部分の先端と根本。特に根本をご覧下さい。本来ならば、この石はこの部分で母岩に接し、つくしか何かみたいに「生えて」いたはずなのです。 ところが……。 ここにも立派なポイントが! しかもじっくり見ると、折れたあとにポイントが形成されたと言うよりも、もともとポイントがあって、どちらかというと表面のギザギザ状の結晶が後からそれを覆ったようにも見えます。 枝分かれした細い結晶部分も尖っているので、ここで母岩に接していたわけでもないのです。 いったいこの石、どんな風に成長したのでしょう!? 結論。「ロシアの石は変!」 実は、根本部分のポイントに気づいたのは、買ってしばらくしてからで、買ったお店にそのことを聞いたら、店の人も頭を抱えていました。 この石のおかげで「ロシアの石は変」というイメージが強烈に焼き付いてしまったのです。 (ただし、こと石に関しては「変」は私にとってのほめ言葉です。念のため) 以来、ヒマラヤ水晶に続いて増殖中のロシア水晶も、期待に背かず変な石ばっかり。変な石であるが故に、形も個性的で、持ち歩きには不向き……というのがちょっと悲しいですが……。 お名前進呈 長さは約7.5cmのお手頃サイズ。独特のテクスチャは、マクロ魂をくすぐり、デリケートな灰緑色は、写し取るのが難しく、チャレンジ精神をそそってやみません。 「うきーっ! 写せないーっ」と叫びながらも、写さずにはいられない。今度こそ写してやるぞという気持ちで目が離せない……この石は、そんな 「パワー」 に満ちた石、私にとってのパワーストーンなのです。 そんな石に謹んでささげたあだ名はコレ。 「アスパラガス」 ……そんな風に見えませんか? (2004年7月3日ブログ掲載) |
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