ブラジル産 貫入ガーデン水晶

緑泥アクロバット





 一見スタンダード?

緑泥がしっかり入った、一見スタンダードなガーデン・クォーツです。
でも、よく見ると、緑泥が層状に入っていますが、ファントムではないようです。
ファントムと言うより透明な水晶と緑泥が交互に重なった地層っぽかんじ。
これも結晶のしかたが気になる石です。
ポリッシュなので、もとが結晶の形をしていたかどうかもあやしいですが、それでもちょっと不思議です。

そのうえ、このガーデンクォーツには貫入もあります。
石の下の方に、白く帯状に輝いている部分が見えると思いますが、これは中に貫入している水晶の柱面が反射しているものです。
下の方が白く濁り加減で見にくいのが残念です。
実は買った当初はこの白い濁りのために貫入には気が付かず、あとで見つけてホクホクしてしまいました。

見るからに変な石も、もちろん面白いですが、一見普通で実は変わっている石も、新たな発見があって楽しいです。
そして、石について知れば知るほど、隠れたおもしろさが見えてきます。

ともすれば、外からの情報にのせられて石を選んでしまいがちになりますが、情報は情報として受け入れた上で、情報に流されるのではなく、自分の意志で選ぶための「何か」を見つけることは大切なことです。
その「何か」は、もちろん人それぞれです。
私の場合、それは石のことを調べ、石の写真を撮り、その印象を自分の言葉で書く、ということだと思っていますが、それでも、ときどき自問自答しないと、情報にのせられます。


(2005年2月9日、ブログ掲載)


 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送