ネパール産 透明先細り水晶

クリアでとんがり




 ヒマラヤ独特の形?

ヒマラヤ水晶です。おなじみガネーシュ・ヒマール産です。
くさび形の先細り、根本の方にちょこっと緑色に見える緑泥部分がありますが、先細り水晶にしてはほぼクリア。先端の方に、小さな結晶がクロスするようにくっついています。
これで、反対側にももうちょっとバランスよくつきだしていたら、きれいな「クロス」になったんですが。

無い物ねだりはさておき。
このくさび形とんがり先細り水晶は、ほかの産地にはありそうでない形。
同じネパール内でも、ガウリ・シャンカールやカンチェンジュンガでは見かけません。
(カンチェンジュンガの麓の方の産として、一つだけ見たことがありますが)アンナプルナ産と言われるものでは見たことがありますが、ガネーシュ・ヒマール産とひとまとめにした中から、掘ってきた人がより分けたという話から、本当にアンナプルナ産かどうかは微妙なところ。

そのほかのヒマラヤの産地、たとえば、カイラスでは見かけないようです。
北インドのクルやマナリパルバティでもほぼ見かけません。例外もあります
さらにネパールから離れて、パキスタン北部では、今度は逆にガネーシュ・ヒマール産と見間違えるほどそっくりなものが産出します。

同じようなメカニズムで誕生したアルプスでも、緑泥入りはないものの、クリアなとんがり水晶はあるようです。
……で、アルプス、ヒマラヤ山脈以外で……となると、さて。
私の知る限り、見かけないような気がするんですが……。
みかけたよ、という方がいらっしゃいましたら、教えてください。

みかけないようであれば、これってアルプス・ヒマラヤの山脈ができたときの環境特有の形かも……と勝手に考えてしまうのですけれど。

2007年3月28日、ブログ掲載
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