選ぶと実は難しい 久しぶりにモロッコ産、フローライトです。 モロッコは、フローライトの産地でもありますが、中国産ほどにあちこちでどどっと大量に見かける訳ではなく、フランス産のブルーやピンクのように、がんばって買っちゃおう!……というほど少ないわけでもありません。 アメリカ、イリノイのフローライトのように、閉山したわけでもないようです。 それでも黄色や、薄いピンク、青など、美しい色合いのものが多いのに、結晶の形がいまいちだったりで、なんというか、帯に短したすきに長し。 選り好みし出すと、なかなか手を出さない産地になってしまっています。 写真のフローライトは母岩に一辺1センチちょっとのキューブ状の結晶がくっついたもの。 色合いは淡く、ほんのり色味を感じる程度の紫。 表面はマットな感じです。 中身を楽しむ ところが、ぐっと視線を下げて横から見ると、マットではなくて内部が見える面があり、まるで水槽の中をのぞくように結晶内部を見ることができるのです。 酸化鉄のせいか、赤みを帯びた母岩に対して、フローライトの内部は白くてさわやか。 そこにもう一つの世界が広がっているようです。 こんなふうに中身を楽しむフローライトは、実は意外に少ないのではないでしょうか。 2007年4月18日、ブログ掲載 |
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